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「日本と再生 光と風のギガワット作戦」

一昨日まで、「象は忘れない」(柳 広司著)を読んでいた。 福島の原発事故が地域共同体も人と人の関係も分断していく理不尽に 何ともやりきれない気持ちになっていた。 明日は、東日本大震災、そして原発事故が起きてから6年の節目の日。 各地でセレモニー…

「薬は誰のものか」(邦題)

この映画は、2013年にインドで製作されたドキュメンタリー映画。 こういう世の中を鋭く切り取った映画は、商業ベースに乗ることはないので 昨年の9月、版権、および翻訳、編集などの費用を生み出すために 翻訳制作プロジェクトが立ち上げられ、クラウドファ…

8月に観た映画3本

映画というのは、自分の日常が代わり映えしない時、しんどいことが続いた時など 私にとっては、手っ取り早く気分を切り替える特効薬のようなもの。 7月は、いろいろ悩みもあり、体の調子も悪く落ち込んでいたので 4本の映画を観た。 (一度行くと前後になっ…

ドキュメンタリー映画 「いしぶみ」

今日、上映最終日の映画を2本見てきた。 1本目は、「いしぶみ」。 是枝裕和監督が撮った朗読とインタビューで構成した映画だ。 綾瀬はるかがこの朗読を担当した。 なぜ、綾瀬はるかのような今をときめく女優さんが・・・と思ったら、 (私は、世間に疎いので…

マレーシア映画「世界を救った男たち」

昨日は、名画座でもう1本映画を観た。 25,26日二回だけの上映ということと、珍しいマレーシア映画ということ それに題名にも惹かれた。 この写真を見ていただくとわかる通り、家を人の力で担いで移動させるという 伝統がマレーシアにはあったそうだ。…

イタリア映画「緑はよみがえる」

私は、テレビを見ないので、時々映画を無性に観たくなる。 私の御用達の映画館は、名画座「ジャック&ベティ」。 ここのところご無沙汰だ。 名画座なのでほとんどは、都内のロードショー館から ひと月以上遅れてやってくる。 今日は、先日まで岩波ホールでや…

遺伝子組み換えルーレット

4月11日に、TPP交渉差し止め・違憲訴訟の 第4回目の口頭弁論が東京地裁で行われた。 この日は、1人でなく友人と一緒だった。 安保関連法廃止や原発などの集会には、参加してもこのTPPについては なかなか理解をしてもらえないことがいつも残念で…

「あまくない砂糖の話」

緋寒桜が咲いています。 今日は、とても暖かい日でした。 桜の向こうに見えるのが、目黒区の「パーシモンホール」。 移転した都立大学跡地を利用して作られたようです。 東横線の都立大学駅から歩いて10分くらい、 柿の木坂方面に上って行ったところにありま…

映画2本

観たいと思っていた映画が2本あったので 朝から名画座へ出かけた。 1本目は、この「ひつじ村の兄弟」。 アイスランドの映画。 アイスランドの映画は昨年の馬の映画に続いて2本目だ。 今回は、ヒツジ。 アイスランディックと呼ばれる純血家畜用ヒツジでは…

映画始め

映画始めは、いつものように名画座JACK&BETTY。 この日は、2本見たが、まず1本目。 1本目は、「黄金のアデーレ 名画の帰還」。 この絵の正式名称は、「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像」で、1907年に画家の クリムトが描いた有名な肖像画の一つ。 金箔…

「カプチーノはお熱いうちに」

映画の2本目は、「カプチーノはお熱いうちに」。 イタリアのアカデミー賞である ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞を 取った作品。 命もカプチーノも熱いうちだよ という意味のようだ。 私は、単純にイタリアが好きで、時々イタリア映画を観るのが秘かな楽しみ…

セバスチャン・サルガド ー地球へのラブレター

先週、久しぶりに映画を2本観た。 1本は、2014年度のドキュメンタリー映画、「セバスチャン・サルガド」だ。 副題が、地球へのラブレター。 私は、有名な報道写真家である彼の名を知らなかった。 この映画のチラシを見た瞬間、 一体これはなんの写真なんだと…

「ゆずり葉の頃」

7月の2週目に今年初めてのセミの声を聞きました。 ニイニイゼミの声です。 続いて、台風が来る前の3週目に入って、 アブラゼミ、ミンミンゼミ、そしてヒグラシまでが 登場しました。 いつもセミが鳴きはじめると、 七年前の自分が何をしていたかを思い出し…

スーパーローカルヒーロー

今日は、朝はすごい雨でしたが、 昼過ぎから晴れたので、 予定通り横浜へ出て、用事を済ませ、 3時半には、名画座へ。 今日は、よんばば (id:yonnbaba) が、苦労して自主上映をなさった映画「スーパーローカルヒーロー」 を観てきました。 私は、そんな苦労…

「馬々と人間たち」

この映画は、私の映画体験の中で未だかつて観たことがなかった アイスランド映画である。 ガレ場や草地が続く広大な荒れ地で生活している馬たちと 人間たちのドラマだ。 ドラマといっても、ちゃんとした筋立てがあるわけでなく、 そこに生活している人々の日…

「イタリアは呼んでいる」

この映画の題名は、「イタリアは呼んでいる」だが、 私自身は、イタリアに呼ばれている という気がする。 イタリア映画だというと、内容は大したことがなさそうでも イタリアというだけで見に行ってしまうところがある。 高校生の頃、日本でもカンツォーネと…

映画 「小さき声のカノン」-選択する人々

私は、映画が好きでフィクションの映画もよく観ますが、 時々しっかりと現実を直視するノンフィクション映画を見ないと いられなくなるのです。 政府や企業にとって不都合なことがあると、 テレビや新聞などのマスコミでは報道されません。 日本では、まだ映…

映画 「パパ、遺伝子組み換え ってなあに」

12日に、竹橋の近代美術館へ行く前に、 Jack and Betty へ寄り道をして映画を2本見てきました。 1本目の映画は、アメリカの3人の子どもを育てているお父さんが 家族とアメリカを旅しながら、遺伝子組み換えでない食品を探して歩く ドキュメンタリー映画で…

「パレードへようこそ」 「妻への家路」

5月ですね。 先日映画を観に行くので、日の出町駅を下りて いつものように大岡川の橋を渡りました。 両岸の桜が葉桜になり、屋台もそぞろ歩く人もいなくなったかわりに 鯉のぼりたちが泳いでいます。 右手のさくら桟橋には、カヌーの練習をする人たちがオレ…

映画”おみおくりの作法”

この映画が始まってもう4週間たちました。 一週目は、整理券をもらわなくてはならないほど混んでいて しばらく待っていたのですが、人気がある映画です。 見てそのわけがわかった気がします。 この映画は、イギリスのロンドンが舞台です。 ある地区の民生局…

「千年の一滴  だし しょうゆ」 

先週の日曜日に久しぶりに映画館へ出かけました。 1日ということもあり、映画館は結構混んでいて、 ドキュメンタリーながらこの映画も結構観客は入っていました。 和食がユネスコの世界無形文化遺産になった ということもあるのでしょうが、 今注目を浴びて…

「みつばちの大地」 *MORE THAN HONEY*

地球上の生き物たちはこれから無事生きて行けるのだろうか‥‥ 映像の力強さもあり、インパクトのあるドキュメンタリー映画です。 私たちが毎日口にする野菜や果物の三分の一は、 ミツバチによって受粉されているのだそうです。 そのミツバチが現在大量に死ん…

インドを舞台にした食に関する映画

近頃観たインド映画2本。 1本目は「めぐり逢わせのお弁当」 インドでは、お弁当は、配達業者が集荷し、届けるサービスがあるらしい。 朝出勤時間が早いので主婦がたいへんだからか、より温かいお弁当を届けたいということからか、そのあたりはよくわからな…

近頃観た映画

なまいきチョルベンと水夫さん この映画は、スウェーデンの作家リンドグレーンが書いた 「わたしたちの島で」が元になって作られている。 この映画を見ようと決めたきっかけは、 ちょっと太め、胸当てズボンがよく似合うチョルベンの姿だ。 自由に動き回り、…

近頃観た映画

人生はマラソンだ! 珍しいオランダの映画である。 マレーシア航空の撃墜事故で、 今、この国は、とても悲しい思いをしている家族がたくさんいるのだろうと思いながら観ていた。 家族や仲間のために初めてのマラソンを走った中年のおじさん4人の話である。 …

近頃観た映画

ある過去の行方 (The Past) 4年間別居していた夫アーマドが妻マリー=アンヌの求めに応じ イランからパリへ離婚の手続きのためにやってくる。 元のうちへ帰ってくると、そこには、もう新しい家族が住んでいることを知る。 裁判所での離婚手続きはスムーズに…

近頃観た映画

”はじまりは 5つ星ホテルから” 主人公の女性イレーヌは、独身の40歳 高級ホテルの覆面調査員。 普段は、庶民にはなかなか見られない実在の5つ星ホテルが舞台。 どんなことを調査しているのかという仕事の裏側も見える映画。 イレーネは、 世界を飛び回り…

昨日観た映画 ”世界の果ての通学路”

この映画は地球を通学路という観点から描いた フランスのドキュメンタリー映画です。 この映画に登場してくるのは、 まずケニアの兄と妹。 毎朝、象やキリンが住むサバンナ15㎞を2時間歩いて通います。 次は、モロッコの女の子たち。 毎月曜日、アトラス…

近頃観た映画4本

1本目は、「世界一美しい本を作る男」ーシュタイデルとの旅ー はてブロのお仲間にも実際に文章を書いたり、絵を描いたりなさる人がいらっしゃいますが、自分が作る本を出すときには、こんな形、こんな大きさ、こんな紙で、文字の文体は、色は・・・・とイメ…

「書くことの重さ」 作家佐藤泰志

先週の土曜日に観た映画。 私は、どちらかというと文学を愛するタイプの人間ではなく、 もっぱら外へ外へと心が動いてしまう方だ。 だから、同時代の「村上春樹」や「中上健二」と並び称せられ、芥川賞候補に5回も上がった作家といえども、 私は、この作家…

母の身終い

今日は、工事が午前中はないということで、 名画座ジャック&ベティへと出かけた。 時間帯によって実に10本の映画が上映されるのに、 この映画を選んだのは、言わずもがな、 自分がそろそろ人生の終わりに近づいているからだろう。 脚本・監督は、ステファ…

「ハンナ・アーレント」

監督は、ドイツの女性監督「マルガレーテ・フォン・トロッタ」。 この監督の 「ローザ・ルクセンブルグ」をかつて見たことがある。 ハンナ・アーレントは、ドイツ系ユダヤ人。 ドイツの大学で哲学を学び、第二次大戦中は、ナチに捕らえられ、フランスの強制…

「もうひとりの息子」

東京映画祭でグランプリを取った作品なので、もうすでに公開されてから久しい映画だが、いつもの通り名画座ですので、年末になってようやく観る機会を得ました。 日本の是枝監督の「そして父になる」という映画と似ています。 出産時に赤ちゃんが取り違えら…

「少女は自転車にのって」

5日の試写会で観た映画の紹介。 この映画が話題になっている一つは、サウジアラビア映画であること。 サウジアラビアでは、映画館がなく国内での公開は今のところ実施されるめどがたっていない。 二つ目は、映画監督は、ハイファ・アル=マンスール、サウジ…

「世界が食べられなくなる日」

9月に観た映画で、一番衝撃的だった映画です。 昨年観た「モンサントの不自然な食べ物」の続編になるフランス映画。 遺伝子組み換え食品を食べ続けるとどうなるかという極秘に進められた研究に密着したドキュメンタリーだ。 モンサントは、アメリカに本社を…

「クロワッサンで朝食を」

この映画は、エストニアのイルマル・ラーグという新鋭の監督の作品。 監督のお母さんの実話を基にした映画だそうだ。 私も、ヨーロッパ旅行の一番初めは、パリだったが、なぜか女性はこのパリに憧れを持つようだ。 颯爽とパリの街を歩くアンヌは、祖国はエス…

「天のしずく」 ~辰巳芳子 いのちのスープ~

この映画は、料理家でもあり、作家でもある辰巳芳子さんの料理を通しての生き方を描いたドキュメンタリーです。 辰巳芳子さんが病床の父親(晩年、嚥下障害で普通の食べ物が口からとれなかった)のために工夫を凝らして作り続けたスープがきっかけで、このス…

「ベニシアさんの四季の庭」

今日は、「ベニシアさんの四季の庭」 という映画を観てきました。 ベニシアさんの話は、NHKのテレビ放送でも「猫のしっぽ、カエルの手 京都大原ベニシアの手づくり暮らし」というタイトルのドキュメンタリーで放送されていたので、ご存知の方も多いかと思い…

夏の終り

夏は、8月で終りと思っていたのに、9月に入っても暑さはまだ収まる気配もありません。 今日は、文字通り、夏の終りを感じるだろう映画と横浜の夏の最後を飾る花火を見に行ってきました。 「夏の終り」という映画は、同名の小説「夏の終り」を映画化したも…

「スタンリーのお弁当箱」

この映画はインド映画ですが、有名なスターも出てはいないし、インド映画に付き物の歌と踊りの出番もほとんどありません。それだけでもすごく変わった映画といわなければなりませんが、この映画は、脚本がありません。 監督が、学校で本物の教科書を与えて、…

近頃観た映画

「ある海辺の詩人ー小さなベニスでー」 舞台は、ベニスの南側にあるキオッジャという島。 この島は、アドリア海の魚介の上がる大きな漁港で漁師を生業としている人たちがたくさん住んでいる島だ。この島のオステリア(お酒を出すカフェ)に集まる男たちの一…

二郎は鮨の夢を見る JIRO DREAMES OF SUSHI

ミシュランガイド6年連続で三ツ星に輝く「すきやばし次郎」の鮨職人「小野二郎」の生き方を描いたドキュメンタリー映画です。 ただし、この映画は、日本の監督が撮った映画でなく、デヴィッド・ゲルブというアメリカ人が製作、監督、撮影をした映画で、わず…

マリーゴールドホテルで会いましょう

とても幸せな気持ちにさせてくれる映画でした。 イギリスの男女7人が、「神秘の国インドの高級リゾートホテルで魅惑の日々を・・・・」 そんな謳い文句に惹かれてこのホテルへやってきます。 夫を亡くして、初めての一人暮らしを決意した「イヴリン」を筆頭…

千年の愉楽

記事を書く時間がなくなってしまいました。15日まで旅行へ出ますので、しばらくブログはお休みします。帰ってきたら、旅行記をアップしていきますので、よろしくお願いします。

「菖蒲」

先日ジャック&ベティで観た映画の話。 ポーランドを代表する監督アンジェイ・ワイダと女優クリスティナ・ヤンダが主演する映画です。 この映画は、原作がヤロスワフ・イヴァシュキェヴィチの作品を映画化したものだそうです。(私は、「白樺の林」も「ヴィ…

「ローマ法王の休日」

先日ニュースで、ローマ法王のコンクラーベ(法王選出秘密選挙)が行われ、新しい法王が決まったとの話を聞いて、去年の10月の末に観ていた映画を思い出しました。 ローマへ旅行したときに、観光としてヴァチカンを訪れたことがあるだけで、宗教的にも縁が…

「東ベルリンから来た女」

先日観た映画です。 原題は、この女性の名前 Barbara ですが、まず日本の題名を考えた人は正解だなと思いました。それは、とりもなおさず、この女性が何らかの理由により左遷されたことを表わすからです。 時代は、1980年。 この年から9年後ありえない…

「駆ける少年」

イラン映画「駆ける少年」 昨日、いつものJACK&BETTYで映画を観ました。 イラン映画で、監督は、昨年西島秀俊が主演した「CUT」という映画を撮ったアミール・デナリです。現在も日本で映画を撮っているそうです。 イラン映画といういのは、イス…

ホン・サンス/恋愛についての4つの考察

「次の朝は他人」考察4・・・その恋はホンモノ? 私は、初めて耳にしましたが、韓国のホン・サンス監督の映画は、カンヌ、ヴェネチア、ベルリンとヨーロッパの映画祭を賑わし、ヨーロッパでは絶大なる人気を誇る監督なのだそうです。 彼の作った、文字通り…

「風にそよぐ草」

名画座での新春最初に観た映画は、岩波ホールで去年やっていたフランス映画「風にそよぐ草」でした。 いかにも岩波ホールがセレクトしたといった感じのフランス映画。この映画を撮った時にすでに86歳だったというアラン・レネ監督の作品です。 フランス映…