横浜のステンドグラス

 ポーハタン号

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 横浜開港記念会館の中にあるステンドグラスのうちの一枚です。

 題材となっているポーハタン号は、1854年にペリーが黒船艦隊7隻で再来航したうちの1隻で、1858年には、再度来日し、この船上で日米修好通商条約が結ばれたという有名な船です。ユニークな題材で初めて見たときから印象に残る作品です。

 この記念会館自体は、1917年に開港50周年を記念して建設されたのですが、1923年の関東大震災で建物の大部分とステンドグラスも消失しました。その後、1927年に忠実に復元されたもので、わが国のステンドグラスの歴史上貴重なものだそうです。3年前の開港150周年にあたり、痛んでいたガラスの修復が行われ、今も、色鮮やかに輝いています。