浜なしの摘み取り

幸水

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 去年、暑い最中には、梨はまだだろうと思って、9月になってから、問い合わせると「今年は、終了しました。」との返事。今年は、8月の中ごろに問い合わせて、お盆明けに始めるとの返事をもらっていたので、先日午後行ってみたら、「本日分はもう終わりました。」との札。

 今日は、張り切って午前10時半前に到着。2年越しの「浜なし」を手に入れることができました。梨畑に入ると、樹齢は50年にもなるのがあると聞きましたが、太い幹からたくさんの枝を広げ、時たまセミが驚いたように飛び交います。「もう、熟しているのでどれを取っても大丈夫ですよ。」とのオーナーのおばさんが言われましたが、大きくて、肌が黄色くなっているのを選んでもいできました。

 「浜なし」というのは、数年前までは、横浜の梨の種類だと思っていましたが、実は、「幸水」だとか「豊水」といわれる品種だということが分かりました。市場に出す規模の栽培数ではないので、直接にもぎに行くか、直売所へ行くか、いずれかの方法でしか手に入らないので、ちょっと特別の梨となっているのです。

 私が行ったのは、戸塚区の平戸地区にある、「平戸果樹の里}と呼ばれているところです。梨の他にも、ぶどう、柿、みかんなども作っていて、数件の果樹農家が集まっています。(ほかに横浜市では、港北区や緑区などにも、「はま梨」を作っているところがあります。)

 JRの東戸塚駅からも歩いて20分くらい。駅前の高層マンションや商業ビルをいくつか抜けた丘の上、旧東海道に沿った斜面に畑地が広がっています。わざわざ電車に乗ってくる人もいるそうです。私は、うちから約2キロ(徒歩30分)なので、往きは歩いて行きました。

 来週は「幸水」は終わって、「豊水」に代わっていると思います。街中に住んでいても、完熟の梨を食べることができる幸せを感じます。さっそく一番黄色く見えるのを冷蔵庫に入れました。

 (参考までに、私が行った梨園は、三枝木果樹園で、1キロ600円でした。)