キングの塔・・・神奈川県庁
県庁の本庁舎の塔がキングの塔です。クイーンの塔に比べると確かにこのどっしり重い感じは、キングですよね。
県本庁舎ができたのは、やはり関東大震災で消失した後の1928年です。塔の高さは、４８，６ｍ。
前回紹介したクイーンの塔は、５１ｍなのに、何でキングがクイーンより低いのよ という疑問が湧いてきます。調べたところ、クイーンの方は、計画段階では４７ｍだったのですが、県の建物の塔が国の建物（税関は国）より高いのは、おかしいと言ったお役人によって、４ｍ上乗せされたという話も残っているそうです。国、県、市という序列は、根強いですね。でも、やはり、高さではなく姿から考えられた名前なのでしょう。
クイーンは、もっと海よりですが、この本庁舎も１００ｍくらい離れているだけで、入港してくる船からよく見える位置にあります。塔の上には、上れませんが、建物の屋上には、一般の人も上って港の眺望を楽しむことができます。
