中華街獅子舞

  愛嬌がある顔の獅子                    横顔

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 10月1日は、国慶節で、横浜中華街では、毎年パレードがあり、この写真の獅子舞が行われます。今年は、尖閣列島の領有権問題があって、日中友好40周年の節目のお祝いムードに水がさされ、中華学校の生徒が連なるパレードは、中止になり、この獅子舞だけが行われました。この獅子も5頭いるうちの4頭のみの出場になったそうです。

 私が見たのは、白い獅子とピンクの獅子。

 まず、お店の前に来ると、爆竹をババババッ・・・・・・と鳴らします。そばにいると耳をふさぎたくなるような大きな音ですが、この音が気持ちをぐっと高揚させるのが分かります。

 獅子の中にに2人の若い男性が入り、大太鼓と金属楽器の音とリズムに合わせて舞い踊ります。店の前で挨拶をするように、その後、店の中に入って店の空間すべてに福をもたらすかのように舞い、店の人一人一人の頭の上に顔を近づけ口をパクパク開けて咬むしぐさをします。パクパクしてもらうと幸せがやってくるといわれているので、みんな笑顔を見せて嬉しそうです。

                                

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  祝儀袋と獅子がキャッチに成功したことろ

 最後のクライマックスは、一気に中の2人が縦長に変化し、獅子が建物の2階からひもで下げられたご祝儀袋を口にくわえ取るところです。何軒かの様子を見ていましたが、ちゃんと一回でくわえきるのは、やはりすごく訓練されているなと感心します。

 獅子舞終了

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 この獅子の中には、この2人の男性が入っていました。獅子から出て顔が見えると、回りで見ている人から、思わず拍手が湧きます。汗が吹き出て息が荒くなっているのが分かります。

 もう5時を過ぎていましたが、白い獅子の時は、まだ明るかったのに、ピンクの獅子を見ていると、いつの間にか灯が目立つようになりました。秋の日暮れは、急にやってきます。