国道一号線に沿って、旧東海道が通っていることは知ってはいてもひまとチャンスがないとなかなか歩こうという気になりません。
今日は、保土ヶ谷駅から一号線を2キロほど歩いたところから旧道に入り、箱根駅伝で有名になった権太坂を登ってみました。この旧道の権太坂、現在の国道より急な坂です。江戸日本橋を出て戸塚宿を目指して歩く人にとっては、ちょうど8里から9里くらい、かなり疲れた頃の坂でしたので、旅人にとっては難所だったのでしょう。江戸からここへ来るまでは、ほぼ平らだったので、箱根の山越えの次に大変な坂だったらしいです。
この「権太坂」の名前の由来ですが、畑仕事をしていた農民に「この坂の名前は?」と旅人が訪ねたところ、耳が遠かったのか、「権太だ」と自分の名前を言ったとかで、この坂の名前は「権太坂」となったという話が伝わっているそうです。
この石柱は、坂の途中に立っています。