旧東海道を歩く・・・保土ヶ谷宿から神奈川宿へ

 今日は、相鉄線の天王町駅から東の方向へ歩き、16号線を横断しました。するとすぐに松原町商店街に入ります。この商店街は、横浜のアメ横といわれるくらい元気のよい商店街です。お正月の買い物の時などはすごい人出だというのは聞いていましたが、今日のように普通の日でも結構な人が買い物をしています。

松原町商店街

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 やがて分かれ道「追分」があります。ここは、旧東海道と旧八王子街道の交差点です。旧甲州街道へ続く旧八王子街道は、とても賑わったそうです。左に行くと東海道、右に行くと八王子街道です。明治になっても甲州街道からは生糸や絹織物を横浜へ運ぶのに使われたそうです。

追分

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 しばらく歩くと、左側に神社の鳥居が見えます。結構な階段を上っていくとこのお社に到着です。東京から横浜へ車で来る時に、第3京浜を通ってくると、浅間下という交差点に下りてきます。その浅間というのがこの浅間神社に起因しています。1080年富士浅間神社の分霊を祀ったといわれています。

浅間神社

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 このお社のある山から下を見ると、一段と低くなっていますが、実はこの下は海の波打ち際であったそうです。今見えるビルのすべてが江戸時代には海で、とても眺めのよいところだったに違いありません。

浅間神社からの眺め

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 そこからしばらく歩くと少しずつ上り坂になり、やがて陸橋を渡ります。この橋は、「上台橋」といいます。下は、切通しの道です。今では、二車線の車道が通る立派な道です。

 この橋のたもとに昔の地図を描いたものがあります。ここから広重の浮世絵に描かれた台といわれる旅籠や茶屋が立ち並ぶ通りとなります。

 上台橋を渡ったところ

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 反対側の上り坂

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 今は、この坂の両側は旅籠や料亭ではなく、マンションが立ち並んでいます。それもそのはず、この辺りは、横浜駅から歩いて10分圏内ですから、さもあらんということです。

 今日は、ここまで。