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「円空」展

展覧会

 両面宿難(りょうめんすくな)

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 8日の日に上野の国立博物館でやっている「円空」展を見てきました。

 円空さんは、17世紀後半、北海道から近畿までを巡り、祈り、人々の求めに応じて滞在した村に仏像を残したといわれています。

 現在その数5000体が残されているとされていますが、出生地とされる岐阜と隣の愛知に集中しているそうです。

 今回の展覧会は、その中でも1684~1688年まで滞在したといわれる飛騨の千光寺所蔵の円空仏を中心に100体の展示です。

 特に心に残ったのは、このパンフレットの写真になっている「両面宿難」の像です。

 宿難は、飛騨の開拓者でしたが、後に大和朝廷に刃向かったとして朝廷の放った武振熊の兵によって滅ばされてしまいます。そんな伝説と真実が入り混じる話が伝わっているようです。

 本来前後に顔があるものだそうですが、この像では笑いの表情の顔の横に怒った表情の顔が並べて彫ってあります。

 また本来は、4本の手に弓矢を持っているそうですが、この宿難は、飛騨の開拓者らしく前に1本の斧を持つ姿として表わされています。

 手の爪まで細かく刻まれているところがほかの像とは異なる特別な意味を持ったもののような気がしました。

 もう一つ、秘仏「歓喜天立像」(かんぎてんりゅうぞう)。

 顔は、象、体は人間。インドのヒンドゥー教の神様、ガネーシャと似ていますが、ヒンドゥーの神様のように男と女と目される両者が深く抱き合う姿として表わされている像です。本当に簡略な木彫りで表わされた小さな像です。

 これは、千光寺に伝わる秘仏で、7年に一回しか公開されていないものだそうですが、こんな展覧会で公開されるのは珍しいことだと思います。

 かなり前から興味はあってもなかなか実際に目にすることはなかった円空仏を見ることができて、円空の自己への厳しさと円空仏の醸し出す自然やそこへ暮らす人々への愛情のようなものを感じ、 人々が「円空さん」と親しみをこめて呼ぶのが分かるような気がしました。

 夜の駒形どぜう

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 友だちがぜひ、浅草の「駒形どぜう」へ行きたいというので、そこでどじょうなべを食べて帰りました。

 夜の「駒方どぜう」は。金曜日ということもあり、背広姿のお客さんも大勢。

 このお店の席は、まな板状の長い机の両側に座布団がしいてあるだけのしつらえですので、袖が擦れ合う間隔に、炭火のこんろが所狭しと並びます。昼間は汗ばむ陽気でしたので、汗をかきながらの夜となりました。