春の神武寺

 4月になりました。(写真がまたアップできるということです)

 昨日、登山靴の調整が上がってきました。試し履きの第二段をしておく必要があったので、今回は、近場で済ませようと思い、通称「三浦アルプス」と呼ばれている逗子の山へ行くことにしました。

 電車に乗っていて、ふと始めに新逗子の一つ手前の「神武寺」で降りて、神武寺から二子山ハイキングコースへ入ることを思いつきました。

 池子の山々は、山桜が咲き、木々の新緑とのハーモニーが日本の色を醸し出していました。

 

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 途中、池子石を切り出したという岩山を通り、駅から30分ほどで裏門へ到達します。

 裏門を入ると、始めに鐘楼が左上に見えてきます。レンゲツツジのうす紫の花が燃えるように咲いています。ツツジも今年は早いような気がします。この鐘楼は、金沢八景の中の一つで、「神武寺の晩鐘」という題がついた浮世絵に表わされています。

 

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 神武寺は、天台宗の寺で、開山は古く、歴史のあるお寺です。源頼朝が、政子の安産祈願に訪れ、神馬を奉納したという話も残っています。

 この本堂には、十一面観音、釈迦如来、薬師如来がいらっしゃるとのことですが、十二月の風通しの時以外は、残念ながらお姿は見られません。ご開帳は、三十三年に一度だそうです。

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 三浦半島のこの辺りは、堆積岩が海から隆起したところで、岩肌が出たところに、コモチシダ、イワタバコ、オカトラノオ、イタビカズラなどのような植物が、岩から染み出してくる水を頼りに生活しているようです。そういう植物を総称して「岩隙植物」と呼ぶのだそうです。

 その岩隙植物です。

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  表参道を通り、ウグイスの上手な鳴き声を聞きながら門を出て、JRの東逗子の駅へと向かいました。駅までは、15分くらいでしょうか。

 続きは、明日。