アガパンサスとアカンサス

 梅雨空に爽やかな色で咲く「アガパンサス

 この花は、実家の庭にちょうど咲き始めたものです。

 「アガパンサス」を見ると、「朝倉彫塑館」の池を囲む庭園を思い出します。この時期に行くと、白い「梅花ウツギ」とこの薄紫の「アガパンサス」しか花の色がなかったと記憶しているので、この館の主、朝倉文雄さんは、よほどお気に入りの花だったのかなと思っております。

 朝倉彫塑館は、日暮里の駅から徒歩10分くらいのところにあります。

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  こっちは、胡麻の巨大版のような花をつける「アカンサス」。

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 これは、近くの環境活動支援センターのハーブガーデンで撮った写真です。

 葉っぱを見ると、大きな切れ目があざみの葉に似ています。冬の寒さにも結構強いようなので、ギリシアに行かずとも、近頃ではいろんなところで野生化した大きな葉を見ることができます。

 この葉は、ギリシャのコリント式の柱の柱頭に意匠化されているので、とても有名です。 因みにこの「アカンサス」は、ギリシアの国花だそうです。

 ギリシア語が分かればちゃんと覚えられたのでしょうが、カタカナの音だけを頼りに覚えようとするので、この二つの名前を長い間覚えられずにいたというだけなんですが、やっと花を見て名前が出てくるようになりました。

 年は取りたくないです。