外では、今もセミがここぞとばかりに鳴いています。
うちの建物の周りには、ケヤキやサクラなど結構大きな木があるので、ちょっとした林の様相を呈しているためセミが多いです。
せみ時雨、いや、そんな穏やかな感じではないです。
最盛期になるとセミがコンクリートの壁にも模様のように張り付き、我が家のベランダにもやってきます。
たまにプランターなどの物陰に潜んでいたのが、洗濯物を干したり、取り込んだりしたときに誤って部屋に侵入してきます。
夜までほうっておくと、明かりの周りをぶんぶんと飛び回って捕まえられないと困るので、大体はすぐに逃がすようにしています。
そのセミですが、大体はメスです。
メスは鳴かないのですから、ミーンミーン、ジージー、合唱しているオスゼミの影に倍くらいのセミが存在していると考えられます。(もしかして一夫多妻か、ハーレム状態か?)
きっと集合させたら、あまりの数にびっくりするというか、こわーい感じさえしてきます。
多分アメリカだかどこかの森に一つの木にものすごい数のセミが張り付いている映像を見たからだと思います。そんなものすごい数のセミがワ-ンと一斉に飛び立ってこちらの方へやってきたらという想像の世界に恐れがあるのでしょう。
小さいときに昆虫採集と称して結構セミも捕まえたし、トンボもチョウも追いかけましたので、虫を手で触ることはできるのですが、このごろセミだけは怖い感じがするのです。
飛び込んできたアブラゼミ
この夏のセミは、7年前の夏に土にもぐり、出てきたものだと考えられますが、どうも鳴き声を聞いていると今年は、アブラゼミが優勢です。去年は、ミンミンゼミが多かったので、飛び込んできたセミもミンミンゼミでした。
この辺りでもヒグラシが鳴きます。ヒグラシだけは、別格。
なぜなら、ヒグラシだけは、鳴くのを待ち望んでいるからです。