葉が枯れて、いつとろうかと思っていましたが、二つのうち一つは、ナメクジが皮をはってなめ始め、白い果肉が見えてきたので、取ることにしました。
長さは、16cm、直径が太いところで8cm。
庭にあったときから甘~い匂いが漂っていましたが、本当にメロンかと思うほど芳しい匂いです。メロンの新種だといいなと思いましたが、どうやらウリのようです。
切ってみました。
実も柔らかく、するっと切れました。
中身は、とろっと果汁が出ていて本当に美味しそう。
一口食べてみました。
甘いメロンを予想していたのでちょっと拍子抜け!
ほんのり甘いのですが、やはりメロンの甘さとは格差がありました。
やっぱりウリ。
といっても、私は、ウリをあまり食べたことがありません。というより、子どもの頃ウリの匂いがあまり好きではなかったのです。マクワウリという名前のウリを売っていたなというくらいの知識しかありません。
先ほどウィキペディアで調べさせてもらいましたが、緑色で縦じま模様、中身は淡緑白色、マスクメロンのような甘い匂いがする という説明があった 「甘露甜瓜」だと、判断しました。
ついでに、この種の原産地は、北アフリカ、中近東。そこから西へ伝わっていったのが、メロンになり、東へ伝わっていったのがウリだとか。
日本には、縄文時代の遺跡からウリの種が出土したということですので、紀元前に入ってきたのでしょう。
マクワウリの由来は、岐阜県の真桑村でよく作られていた品種のようで、マクワウリという名前になったようです。
庭に突如生えた植物は、鳥がたまたま糞をしてその中にウリの種が入っていたということなんでしょうが、強烈な甘~い匂いとともにこの夏の記憶に残るのではないかと思います。