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碧南・常滑への旅2

 みりん醸造工場の次に見学したのが、

白醤油のメーカー 「七福醸造株式会社」 です。

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 醤油の原料は、大豆と小麦と塩です。

 白醤油と普通の醤油の違いは?

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 関東では、普通白醤油というものを使いませんが、

関西では色の濃い醤油でなく、色がうすい白醤油をよく使います。

 このパネルを見るとよく分かりますが、大豆と小麦の割合が1:9なので、

小麦の甘味や旨味が凝縮されているとのことです。

 私は、父親の転勤で

小学生の時に、神戸へ3年、続いて九州の福岡に3年住んでいたため、

うどんの汁などは、白醤油の色と味を覚えていたため、

東京へ戻ってきたときには、

汁の色が真っ黒で、中身が見えないのでびっくりした覚えがあります。

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 ここの白醤油は、ただの白醤油ではなく、日本で唯一の白醤油有機JAS認証工場で作られています。(有機の小麦、大豆、それに天日塩を使って仕込んだものです。)

 時間も普通のものに比べ2~3倍の時間がかかり、4ヶ月をかけて醸成させるそうです。

 初めは、白醤油のみだったそうですが、

「白だし醤油を作ってくれないか。」

という料亭などからの要望もあり、

「白だし醤油」 をつくることになったのだそうです。

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 上質なだしをとるために、

かつお節は、鹿児島県の枕崎で作られている「本枯れ節」、

昆布は、北海道産のほとんど市場には出回らないという高品質なもの、

椎茸は、国内産の肉厚どんこ、

塩は、天日塩と 

原料にはたいへんこだわっているようです。

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 今では、白だし醤油だけでなく、

めんだしや玉子焼き用の出し醤油など応用編の製品をたくさん作り、

簡単に美味しいものをという現代のニーズにも応えるそんなメーカーです。

 見学の後、ここの製品を使った料理をわざわざ作って食べさせてくれました。

 白だし醤油で味付けした玉子入りのお吸い物、浅漬け、なすの炒め物、玉子焼きなど

白だし醤油を入れるだけで美味しくいただけることがよく分かりました。

 忙しく仕事をしている人には、いい材料を使った調味料ですから、応用編を使うのもいいことかもしれませんが、

自分らしい味を追及する人には、白醤油だけでいいのかもしれないなと思いました。

 しかしながら、白醤油は、一升瓶のみの販売だそうで、使い切る自信がなかったので、

だしが入った、「白だし醤油」 を買ってみました。

 2つだけ見学させてもらっただけですから、まだまだいろんなメーカーが いろんな考え方で生産販売しているのでしょうが、

 この二つの醸造所では、

ごまかして儲けようなどという食品偽装などの風潮とは無縁なこと、

できるだけいい材料を使って、消費者が安心して口にすることができるものを作ろうとしている姿勢がうかがえました。

 こういう生産者を応援したいという気持ちです。