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碧南・常滑への旅5

やきもの散歩道の途中に、廻船問屋を営んでいた 「瀧田家」 がある。

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 常滑は、焼き物の町であったとともに、

江戸時代から明治時代にかけて廻船の町でもあった。

 今は、埋め立て、埋め立てで この高台から海までの距離もあるが、

昔は、海がすぐそこだったという話だ。

 船が出港していくのも、入港してくるのも

この家の窓から見えたに違いない。

 廻船問屋は、荷を運ぶ運搬の仕事と、

商品を買い付けそれを売ることで利益を上げる商社のような仕事の

両方をしていた。

 尾張、伊勢、美濃、三河から、焼き物、酒、米、などを尾州廻船に乗せ、主に江戸へ一週間から十日ほどで運んだそうである。

 尾州廻船は、安全性とスピードがある船だったそうである。

 だが、明治に入ると船の近代化が進み、

「瀧田家」 は、明治になって始めた木綿問屋が成功したこともあり、

廻船問屋を廃業していった。

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 座敷には、瀧田家に伝わるお雛様が飾ってあった。

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 普通は段々飾りのものが多いが、この家のお雛さんは、横に広げて飾ってある。

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 関東では、ひな祭りのお菓子は、菱餅、ひなあられが定番であるが、

この地域では、米粉を練ったものを木型に入れ、形を作ったものを蒸して

食紅で色をつけた 「おこしもの」 という名前のお菓子を供えるのだという。

 この木型と おこしもののお菓子を 「瀧田家」 の入り口で販売していた。

 このお菓子一つとっても、地域によって様々。

 

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 お菓子が出たので、お茶を というわけで

今回常滑で購入してきた急須を紹介。

 「morrina」 という横文字のお店で購入。

 若い女性が、器について 作り方や機能など詳しく説明してくれた。

 今回は、ふだん使いのものと決めて買ったのが、この急須。

 と、いっても 伝統工芸士 「梅原二郎」さんという方の作品。

 急須を専門に作る職人さんだと聞いた。

 色は、朱、黒、こげ茶、朱と黒の両方が出たもの、と四種類あったが、白っぽい湯呑み茶碗に注ぐことが多いので、色が調和するような気がしてこの色を選んだ。

特徴*口を大きく取ってあり、お茶の葉を入れたり取り出したりするのが楽であるということ。

   *ふたと本体にわずかなすきまもなくて動かない。

   *急須の口から漏れたりせずに最後のまでしっかりと注げる。

   *ちょうど手になじむ長さ太さのもち手である。

  

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  もう一つは、

  *茶漉しの部分が広く、実に精巧にできているので、金網をつけたりしなくてもよい。(よく洗えてなかったみたいで失礼しました。)

   いずれも長年急須を作り続けてきた職人さんならではの技。

   毎日、この急須でお茶を淹れている。