一段落したので、
10日に東海道線に乗って湯河原まで出かけた。
月曜日なのに、東海道線の熱海行きのアクティは、
思った以上の乗客で混雑していた。
戸塚駅から小一時間。
乗り合わせた熟年の男性が、小さなウィスキーの水筒を傾け、ナッツ片手にプチ酒盛り。
乗客のほとんどは、熱海の一駅前の湯河原で下車。
熱海にも、手前の小田原にも 梅林はあるのに と思ったら、
湯河原駅から梅林のある幕山公園まで行くバスに乗り合わせた熱海から来た女性が
「ほかのところは見頃を過ぎてしまったけれど、湯河原は、標高が高いので
唯一見頃なのよ。」
とのこと。
(ほっ よかった。)
この梅林は、幕山という600mあまりの山の中腹にできていて、
一本一本の姿を楽しむというより、絨毯のように見えるのが見所だ。
この写真は、下から見上げたところ。
幕山は、ところどころ岩がむき出しになっていて、それがまたよい背景となっている。
奥の岩は、ロッククライミングの練習に使われていた。
20分くらい登り、梅林全体が見渡せる場所に到着。
南側を見ると、山の間に海が覗く。
香りを楽しみながら、下りて来る。
表側はもちろん、意外とかわいいのが裏側。
バックシャンという言葉を思い出してしまった。
裏側ばかりでは悪いので、表も。
残念ながらこの日は、午前中は、太陽が顔を出していたのに、
昼を過ぎたら、雲が出て冷たい風も吹き始めた。
にもかかわらず、梅ソフトを。
ほのかに梅の香りがするソフトクリームは、初めての味。
下に下りると、湯河原温泉のお湯をタンクで持ってきた足湯が無料で振舞われていた。
月曜日と金曜日だけだそうで、運がいい!
深々と冷えてきたので、この足湯は、本当にありがたかった。
20分くらいすると、じわじわと温まり、元気をもらう。
売店で、西湘の婦人部手づくりのこんにゃくとゴールデンオレンジを購入。
今は、この地域はかんきつ類が豊富で、晩ペイユ、イヨカン、デコポン、湘南ゴールド、青島みかん・・・・といろいろある中で、まだ食べたことがないこの小さなゴールデンオレンジを選んだ。
ナイフで切って食べさせてくれた。
皮を剥くとプーンと爽やかな香りが立ち上がる。
その香りに加え、酸味の濃い甘味も魅力。
栽培数が少ないので、神奈川県でも西湘地域へ行かないと手に入らない。
帰りのホーム。
駅のベンチにこんなかわいい座布団が敷いてあった。
今度は、温泉に入りに来たいものだ。
「梅の宴」という催しとしての観梅は、16日までだが、また寒い日が続いているので、その後も梅は楽しめる気がする。