春の香り立つ

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 左が 「湘南ゴールド」、右が 「黄金柑(ゴールデンオレンジ)」

 黄金柑は、神奈川県の西部や静岡県で作られているそうだが、

元々は、鹿児島県で 「黄蜜柑」といわれていたものと 同じ種類だそうである。

 先日湯河原へ行った折に、見つけたのだが、

外皮をむいたとたん ふわっといい香りが立ち上がる。

 レモンのような高貴な香りである。

 口に入れると、心地よい酸味と甘味がいっぱいに広がる。

 実にジューシーである。

 どうもピンポン玉くらいの大きさなので、あまり商業ベースに乗らないと考えたのか

直売所にしか出てこない。

 そこで、この黄金柑と温州みかんを交配して、もう少し大きくて酸味を押えた甘い品種を開発したのが、「湘南ゴールド」 である。

 小さなみかんくらいの大きさで、黄金柑より少し大きい。

 神奈川県の肝いりの 「湘南ゴールド」 である。

 香りよし、甘味よし、大きさもまあまあ 

三拍子そろったので 今一押しの果物である。

 黄金柑よりも有名であるが、神奈川県独自の栽培なので、

これもデパートだの、直売所だの特別なところでしか手に入らない。

 なかなか手に入らないというと欲しくなる私は、取り寄せてしまった。

 この二つの柑橘は、本当にお勧めである。

 個人的には、香りのよさで黄金柑に軍配をあげる。

 この前、スーパーには出ないと思っていた「湘南ゴールド」が

湘南野菜の中に4個390円(高いのでびっくり!)で売っていたので驚いた。

 たまにそんなこともあるようだ。