北鎌倉の紫陽花は、まだ見ごろには遠いと思いながら、
せっかく雨の中、北鎌倉までやってきたので、
”明月院” へ足を延ばしました。
紫陽花が見頃の季節は
紫陽花を見に行くのか 人を見に行くのか
というほど混んでいる ”明月院” なので、
実は、何度も何度も鎌倉に来ていながら、
まだ一度も行ったことがなかったのです。
この時間は、小ぶりの雨でしたが、
午前中は、すごい雨でしたから
人もまばらだと思っていったのですが、
それでも次から次へと人が来るのには、驚きました。
(見頃の週末は、寺の入口で一時間待ちなんていうことも普通のようです。)
山門へ通じる階段の両側に
紫陽花が続いています。
今日は、こうして人が全くいない瞬間を
写真に撮ることもできましたが、
その代り、紫陽花の色づきもまだまだで、
痛し痒しです。
明月院では、ブルーの紫陽花だけを植えてきたようで
いろんな色や種類の紫陽花があるところよりも
かえって紫陽花寺として有名なのだと思います。
近頃では、”明月院ブルー” などと称されるほどです。
まだ、淡く、とてもブルーの紫陽花とは言えませんが、
来週の週末あたりは、この階段も、
ブルーの花と人であふれることでしょう。
明月院の紫陽花は、95パーセントが
姫あじさいと呼ばれる種類のものだと
立札に書かれていました。
線路わきの小さな川にすごい量の水が流れ込んでいました。
川のそばの何気ない紫陽花に惹かれるのは、
私も相当あまのじゃくなのだろうと思いながら、
北鎌倉を後にしました。