昨日は、山梨県の上野原近くの(といっても、中央線の四方津駅から車で10分くらいかかかる)”風林亭”へ行ってきました。
去年の5月に行ってから約1年、ご無沙汰していたのですが、
変わらず、美味しい料理を食べさせてくれました。
私は、横浜から車で八王子の高尾近くの友だちのうちまで車で約2時間。
そこからは、友だちの運転で旧甲州街道を上野原まで約1時間。
3時間かけて行くのです。
すごく田舎で、ロケーションがいいわけでもなく、こんなところにと思うようなところに この風林亭があります。
そんなにしばしば行けませんが、季節の野菜を使った料理が出てくるので、何が出てくるのか いつもとても楽しみなんです。
風林亭では、自分のうちの畑で作っている野菜や果物を主体にした料理を出します。
魚や肉は、仕入れてきたものですが、燻製小屋を持っているので、魚や肉やチーズの燻製もよく出ます。
このお店は、手延べうどんがメインのお店なんですが、予約をしておくと、5つくらいの料理を出してくれるのです。
昨日の料理です。
一番始めは、茶わん蒸し。
こだわりは、タマゴです。
裏で飼っている ”黒柏” という鶏の卵で普通の鶏のように毎日のようにたくさん産まない鶏なんだそうで 貴重品なんだそうです。
タマゴの味が違うのだそうですが、そこまではわかりませんでした。
中には、チーズと生パスタが入っています。
朝でもないのに、ちょうど、何回も大きな声で鳴いていて気になりました。
二番目に出てきたものは、ぶりの冷燻と、アーティーチョークの蕾とピーマンとなすを揚げたものに塩をふり、オリーブ油で和えたもの。
アーティーチョークは、うろこのようなところを一つずつ取って扱くようにして
ほんの少しついた実を食べます。
アーティーチョークの揚げものは、初めて食べました。
本当にわずかについた実は、強い味の主張がありませんが、タケノコのような栗のような食感がしました。
ぶりの冷燻は、ここでは数少ない動物性の食材ですが、これだけでも とても満足感があります。
次は、お饅頭のあんかけ。
もっちりした饅頭の皮は、もちろん自家製。
中には、肉や野菜など10種類くらいの材料が入っていて、宝箱のような感じがします。あんは、海老風味の出汁です。
ほんのりバジルが香って中華でもなく、和食でもなく
不思議な感覚の料理でした。
4番目は、サラダ。
それに、燻製チーズ、干した紫芋、鶏のソーセージと豚の肩肉の燻製、イチジクの干したものを甘く煮たものなどが散らしてあります。
ドレッシングは、聞くのを忘れましたが、
ごま油と醤油が使ってあったかもしれません。
ここではよくルッコラが出ますが、スーパーに出ているものと違って、味が濃いです。
5番目は、今シーズン最後の生の真竹のタケノコをパン粉揚げにしたものでした。
だんだん食べることにのめりこんでくると写真を撮るのを忘れてしまいます。
その後、冷うどん。
目の前で打ってくれるうどんをゆでて食べさせてくれます。
はじめのうどんは、肉のそぼろと青ネギがのっているサラダ仕立て、次は、青ネギがたくさんのった冷汁うどん。
最後は、デザート。
梅と桑の実のゼリー、ゆずの皮を甘く煮たもの、イチジクの甘露煮でした。
これで、税込2700円。
帰りに、バジルの苗と、ローレルを枝ごとごっそりと、それにルッコラの種までお土産に頂いて帰ってきました。
有効に料理に使いたいです。
帰る間際に、今月末までは、すぐそばを流れる川のところにゲンジ蛍が飛ぶのだと教えてもらいました。
知ってれば、夕方来たのに、と、すごく残念。
お楽しみは、来年に残して帰途につきました。