馬車道から海岸通り

今日は、横浜法務局に用事があり、

馬車道にある横浜第二合同庁舎へ行きました。

法務局に入るのは初めて。

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 この建物は、元は「横浜生糸検査所」だったところです。

関東大震災で倒壊した後、1926年に再建されたものです。

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正面玄関の上に

蚕の成虫をモチーフにした紋章が取り付けられています。

昔の建物には、一つ一つに建築家の思いがしっかりと表わされているなと

この建物でも見て取れました。

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 建物に入ったすぐ左に喫茶と売店があります。

 外から窓越しに見たら、これも素敵な灯りが。

 昔から使われていたものなのでしょうが、

とてもこんな場所にあるようなものには見えず、

ちょっと違和感すら感じました。

用事が終わり、そこからいつも通る本町通りより一本海側の通りを

東の方へと歩いていきました。

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 歩いてすぐに見えてきたのは、

 日本郵船歴史博物館です。

 1936年に竣工した壮大な外観をもった建物。

 コリント式の列柱が16本並び、アテネの神殿を彷彿とさせます。

 柱頭をよく見ると分かると思いますが

コリント式の意匠には、アカンサスの葉がつかわれています

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 日本郵船は、昔も今も日本の海運をリードしてきた会社です。

 もう現役から退いた氷川丸

今、横浜を母港に世界の海を航行している飛鳥Ⅱ

この会社の所属です。

 さらにこの通りを進むと

神奈川県警の大きな建物が左に見え、

その向こうに横浜税関が見えてきます。

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この建物も、関東大震災後、再建したものですが、

イスラムやインドなどのデザインが施され、

いろんな様式美をもった不思議な建物になっています。

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 見上げると、緑青色の屋根を持つ通称クィーンの塔とヤシの木。

一瞬、どこへ来てしまったのだろうと思わされます。

 それにしても、今日は久しぶりで外を歩きましたが、

とても暑い日でした。

 続きはまた。