奥多摩の秋 2

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ススキの穂がたなびき、秋も深まってきました。

ススキの前の丈の低い草は、

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こんなにすてきな花を咲かせています。

それなのに、名前は「継子の尻拭い」(ママコノシリヌグイ)。

あまりにも気の毒ですし、残酷な感じさえします。

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ところが、茎をよく見ると、細かいとげがずらっとついています。

これが、名前の由来になったのです。

この茎で肌をこするとすごく痛いのです。

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紫の小さな花をつけた花です。

左の端の花は、黒い雄しべが三つとび出て、

なんだか顔に見えます。

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横からパッと見ると、

秋の紫の花、「ソバナ」かと思いましたが、違っていました。  

名前は、「関屋の秋丁字」(セキヤノアキチョウジ)。

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ホタルブクロみたいな姿のこの花は、「ツルニンジン」。(ぼけていてすみません)

袋は、ホタルブクロよりも短くて、

外側は、白く、中には、赤紫の柄模様が。

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もう赤く紅葉した葉が絡みついています。

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これは、杉の木に絡んだ「ツタウルシ」。

ツタウルシは、触ると普通のウルシよりもかぶれ方がひどいのだそうです。

きれいなので、つい触りたくなりますが、撮るのは、写真だけに。

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ふうわり、ふわり。

空中に浮いた枯れ葉たち。

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大家さんは、この蜘蛛。

色鮮やかな蜘蛛です。

蜘蛛が作ったハンモックに体を預け

虫と一緒にゆーらり、ゆらり。

揺れて遊ぶには、風がちょっと冷たそうです。