山燃える

週末、紅葉が見ごろだというので、帰りがけ奥多摩湖まで行きました。

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奥多摩駅までの山には杉が植林されていて

深緑に覆われている山が多いのですが、

奥多摩湖に近づいてくると

広葉樹の雑木が多くなり、紅葉は色鮮やかに迫ってきます。

トンネルをいくつか抜けると、広くなっているところがあったので、

駐車して写真が撮れました。

赤や黄色、橙色と それぞれの木が今年一番の色を見せています。

ずっと向こうの山までも 燃えるような紅葉が続いていました。

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目を下に移すと、小河内ダムから落とされた水が谷筋を流れています。

紅葉をまとって流れる水も今年一番の音を奏でているような気がします。

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奥多摩湖の駐車場に着きました。

ドウダンツツジは、遠くからでも見つけることができるほど赤く紅葉しています。

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ちょっと不思議な光景です。

春に咲くときは、新緑を背景にして

秋に咲くときは、紅葉を背景にして、

とても贅沢な桜です。

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十月桜だと思うのですが、

ここの桜は色も濃く花弁の数も多いです。

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奥多摩湖から周遊道路を通って、五日市へ抜けることにしました。

ここは、月夜見第一駐車場。

雨が降ったり止んだりの天気でしたので、山には雲がたなびいています。

天気が良ければ、紅葉の山の連なりが見えてさぞ絶景に違いありません。

夜は、ここから月夜見の名のとおり、きっといい月が見えるのでしょうが、

周遊道路は、夜の6時には進入禁止になります。

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下には、奥多摩湖の一番奥の部分が見えています。

風もなく、湖面は鏡のようでまわりの山が映り込んでいるのですが、

天気が悪いのと夕方なので、残念ながら色がありません。

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紅葉の向こうを白い雲が流れて行きました。

今度は、ゆっくり自分の足で落葉を踏みしめたいと思いながら、

桧原村へと下って行きました。