チェンマイの昼ごはん1

トーン(Tong)

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 ちょっと郊外にあるニマンヘミン通りにある、北タイ料理のお店、トーンです。

 チェンマイの代官山? とガイドブックには書いてありました。

 大きな木が覆う庭とオープンエアーの食堂です。

 私は、11時半ごろ到着したので、すぐにテーブルに案内されましたが、あとから来たお客さんは、紙に名前を書いて根気よく待っていました。

ゲーンハンレー

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 ゲーンハンレーとは、ミャンマーから伝わったよく煮込んだ豚肉と生姜の効いたカレースープです。

 北タイは、かつてゴールデントライアングルといわれた

ミャンマーラオスと国境を接する地域にあるので

お互いに食も影響しあっているようです。

 「マイ ペッ」(辛くしないで)という言葉を教えてもらっていたので、この店で早速使ってみました。

 そのせいで、本来の辛さではないかもしれませんが、

玉ねぎとニンニク、それに豆も入り、ショウガが効いたスープはコクがあり、私にとっては、北タイ料理では、二番目の美味しさでした。

オードブルムアン

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 ディップのナンブリックにつけて食べるソーセージやゆで野菜が大きなお皿に盛られて出てきます。

*ゆで卵右回りに、

*普通のソーセージ、

*豚の皮の揚げもの、

*サイウア(レモングラスやコブみかんなどが入ったスパイシーなチェンマイソーセージ)

*ネーム(酸味がある発酵ソーセージ)、

*ゆでたキャベツと葉野菜とパパイヤ?

 それに、二つのディップ。

*ナンブリック・オーン(トマトと豚肉がベースのディップ)

*ナンブリック・ヌム(青唐辛子、ニンニク、ナスをベースにしたディップ)

 オレンジ色の方は、ミートソースに近いので、私にもOKですが、緑の方は、ちょっと辛すぎるので、ほとんど手をつけませんでした。

 オードブルムアンのネームという発酵生ソーセージは、私が食べた北タイの料理のベストワンです。

 ちょっと酸味があって、まろやかで本当にいいものを食べたという気がしました。

 オードブルムアンは、見ての通り、二人分という量です。

 食べきれない分を勿体なと思って、試しにパックに入れてもらえないかということをジェスチャーで伝えると、ちゃんと入れてくれて持って帰ることができました。

 日曜日のせいもあり、次から次へと人がやってくるので、

4人分のテーブルに一人で座っていると気が引けました。

 ゲーンハンレーとご飯、オードブルムアンと、水を含めて270バーツ。

 美味しいことと、この値段だからこそ、お客さんが愛するお店になっているのでしょう。