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「イタリアは呼んでいる」

 この映画の題名は、「イタリアは呼んでいる」だが、

私自身は、イタリアに呼ばれている という気がする。

 

 イタリア映画だというと、内容は大したことがなさそうでも

イタリアというだけで見に行ってしまうところがある。

 

 高校生の頃、日本でもカンツォーネという音楽のジャンルが流行っていて

サンレモ音楽祭で賞をとった曲などがよく歌われていた。

 その頃、歌詞をイタリア語で覚えて歌ったりしたこともあるのだが

その時以来、イタリアに親近感を覚えるのは理屈ではなく

感覚的なものである。

 

 この映画は、監督は、マイケル・ウインターボトム。

 イギリス映画である。

 

 イギリスのショービジネスで活躍しているスティーブとロブ。

 この二人の中年男性が、

イタリアの景勝地と美味しい料理をめぐる取材を依頼される。

 

 黒いミニクーパーに乗ってイタリアの西海岸を、ピエモンテ州から始まって、

最後は、カプリ島まで北から南へと旅をする。

 

 この映画には、魅力的な景勝地と由緒あるホテル、

地方独特の料理の数々が紹介され、

それに女性とのロマンスなども散りばめられている。

 

 イタリアの風景をオペラのアリアを聴きながら見るだけでも

気分が高揚してくる。

 

 だが、この映画の楽しみは、食事の度に交わされる

アルパチーノや、ウッディアレンやヒューグラントなどの俳優のセリフ。

 見どころ、聞きどころは、

様々な場面を切り取り、二人の間で交わされる

飛び切りの物まね合戦だろう。

 

 ところが、セリフの場面が分からず

笑えるはずのところで笑えないという

私には消化不良の映画でもあった。

 

 中年の二人の男性が、5泊6日の旅の終わりに

見つけた心の料理とは、なんだったのか。

 まさに、イタリアは、二人を呼んでいたようである。

 

 最後のカプリ島の海の青さが目に残る映画である。

 

 *この映画は、Jack&Bettyで 12日まで上映中。

 

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 映画の中で、散々ご馳走を見せつけられ、

やはり名画座から数分のところにある「 Orso」(イタリアン)へ

ランチを食べに行った。

 (*映画の半券を持って行くと、飲み物は100円引きという

映画館とコラボをしているお店)

 

 ここの名物料理になっている「ラクレット」をチョイスした。

ラクレット」は、ハイジのお話に出てくるスイスのチーズ料理だ。

 イタリアンでなぜと思ったが、

大きなチーズを溶かしてお皿にかけてくれる

このラクレットが食べたかった。

 

 鳥のハムとジャガイモ、ブロッコリー、トマトが入ったお皿に

溶かしたチーズをかけてくれる。

 やっぱり、ラクレットは、美味しい。

 今度は、うちでやることにしよう。

 

 

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 ラクレットランチには、ガーリックトーストとデザートがついている。

 今日のデザートは、グレープフルーツ味のグラニテ(氷菓)。

 

 それに映画の半券を見せると、エスプレッソがセットで1200円だが、

このクマの顔が見たかったので、今日は、カプチーノを別に注文した。

 

 「Orso」というのは、イタリア語でクマという意味。

 カプチーノは、リクエストするとこのクマのラテアートで出してくれる。

 

 次回は、スパゲティのランチも試してみたい。