食品講座へ参加 「輸入食品検疫の実態と安全性について知ろう」

 

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 今日は、朝から晴れて気持ちがいい。

 こういう日は、午前中は静かな秋の日差しに誘われ、

小鳥がやってきて盛んにさえずり始める。

 

 私は、鳥の名前に疎くてわからないのだが、

近頃、シジュウカラとよく似ている小鳥が

群れを作ってやってくる。

 鳴き声もよく似ていて、

クチュクチュ、ツピーツピー

 

 シジュウカラと違って、胸の黒いネクタイがない。

 どうもシジュウカラより小柄な 「コガラ」ではないかと思う。

 枝から枝へとせわしく動くので写真は、これが精いっぱい。

 

 先週は、忙しく8日の国会議員会館に続き、

翌9日は、「輸入食品検疫の実態と安全性について知ろう」

 という講座へ参加するために 東新宿まで出かけた。

 

 講師は、港湾労働組合の執行委員長 奥村芳明氏。

 「恐るべき輸入食品」(合同出版社1986年初版)

  ビデオ「それでもあなたは食べますか」の制作にかかわる。

 

 まず、はじめに

 「地方の特産品に化ける野ざらしの輸入食品」 という見出しのついた

写真を見せられた。

 

 輸入された段ボールの山だ。

 この中にキュウリの塩漬けをポリバケツに入れたものが入っているらしい。

 輸入される前の港でも、輸入されてからの港でも

野積み状態で数か月から数年置かれていることがざらだそうである。

 屋根がある倉庫に置くと野積みの3倍の保管料を取られるのが理由。

 

 野積み野菜は、数年後、輸入先の業者に引き取られ、工場で加工される。

 何年置かれても変色もしないし、腐敗しないように

いろんな保存料がそこに加えられているのは当然のこと。

 大体は、酸性の状態なので、中和作業を経て、

更に、色を加え、味を付け、いかにも美味しそうな顔をした

製品として出荷、店頭に並んだり、外食産業へと運ばれる。

 

 輸入先の畑でどんな薬がかけられているかもわからず、

保存料に何が使われているかもわからず、

調味するためにどんな添加物が加えられているかもわからない

そんなものを食べさせられているのだと知れば、

大体の人は口にすることをしない。

 知らないからこそ、食べることができるのだろう。

 

 地域の特産品として売っている山菜のわらびなども

新潟、岐阜、福島などへ運ばれていくというのには、驚いた。

 どうも、地元で取れたものと混ぜて売れば

立派に特産品に化けることが可能だそうである。

 

 野積みポリバケツに入っているものは、キュウリ、ワラビのほか、

ナス、フキ、シメジ、ナメコ、ニンニク、唐辛子、ショウガなど

多様な品目が含まれているそうだ。

 

 まだまだたくさんショッキングな話がある。

 

 その日は寝坊して朝ごはんを食べられなかったので

横浜へ戻ってきて何か食べようかと思ったが

話を聞いた直後でもあり、生々しくて

とてもそういう気になれず

結局うちまで帰ってきてしまった。

 

 続きは次回に。