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あけましておめでとうございます。

新年を迎えました。

横浜は、大晦日から元旦、2日と暖かくて穏やかなお正月です。

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 朝寝坊で、初日の出は望むべくもなく、

 陽もだいぶ高くなってから近くで富士山を見ました。

 いろいろ余計なものが入ってしまいますが、

富士山は喜んでその姿を見せてくれます。

 富士山は、見るものに勇気を与えてくれるような気がします。

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 元旦の朝食は、お雑煮でした。

 雑煮の中に入れてある餅は、玄米餅です。

 いつも玄米を送ってくれる若者が餅について送ってくれます。

 

 有機栽培の玄米って、頭で思っている以上にたいへんな苦労があって

やっとできるものなんです。

 

 2年前に、この若者の田んぼで、田植えをした直後の草取りを手伝った時に

この苦労がどんなものかを身を持って感じました。

 今までの頭だけだった知識が体を通してわかった瞬間でした。

 

 水を張った田んぼの表面には見えないけれども、

底を見るとすごい数の「こなぎ」という草がびっしりと生えていました。

 草を手で取るためには、苗と苗の間隔が広くないと入っていけません。

 この草を取るために、ひざ上まで水に浸かって移動しながら作業をするわけですから

たいへんな作業量です。

 

 近くの除草剤を使って栽培している田んぼの稲は間を開けずにびっしりと

植えてあるのを見て、これじゃ収量がずいぶん違うはずだし、

その手間を考えると有機栽培のお米が高くなるのは、当たり前だと思いました。

 安全なものを食べるためには、それ相当の手間暇が必要なんです。

 

 工業製品のように経済効率だけを取り上げて論ずるのは、農業に関しては

すごく危険な気がします。

 効率よくしかもコストを考えれば、除草剤、殺虫剤、化学肥料に頼らざるを得ません。

  日本の農業問題は、TPPに始まったことではなく

 発端は、1986年のガット・ウルグアイラアウンドでもうすでに始まっていたのです。

 

 自由貿易がすごく進歩的でいいもののように言われていますが、

本当にいいことなんでしょうか。

 どの国も自国の農業を守るのは当たり前のことのはずが、

先進国で日本だけは、食料自給率の低い国にしようとしているのはなぜなのか

新しい年の始まりに、玄米餅を食べながら反芻してしまいました。