水鳥再び

 この日は、やっぱり水鳥が気になって、お散歩がてらまた大岡川へ行きました。

 友だちに言わすと、「また同じ鳥じゃん。」なんですが、

何回も見ていると、オスが分かるとメスを知りたくなり、

色や形が分かると、次に気になるのは、動き方です。

 何回見ても、新しい発見はあるもので、たかが水鳥ですが、

奥は深いのです。

 この日は、もう午後も遅い時間だったので、この前と同じところにいるかなあと

いろいろ気になりながら歩きました。

 弘岡橋あたりに来ると、たくさんの鳥たちに出会いました。

 まず、見つけたのは、この前のオオバンです。

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 オオバンは、上流から流れてきた草の固まりに泳ぎ着き、

盛んに草をつつきながら引っ張っています。

 オオバンは、きっと草食系の鳥なんでしょう。

 ほかのカモも近くにいましたが、近づいてきません。

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 「ド、レ、ミの歌」。

 は、ユリカモメは、カンムリカイツブリは、ホシハジロのメス

3羽とも、実に気持ちよさそうにぷかぷかと浮いていました。

 この前、蒔田橋の先で 一人たらい舟をこいでいたカンムリカイツブリが、

ずっと上流へやってきています。

 別に孤独が好きだったわけではなかったのですね。

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 「かもさんおとおり」

 ホシハジロのメスにくっついて キンクロハジロのオスが3羽連なっています。

 

 カモの間では、同じ種類でないと遊んではいけないとか、

そんな決まりごとはないようで、そこに集まっているカモたちは

自由に行動しています。

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 また同じと言わないでください。

 ご存知、何回も出てきているホシハジロのオスです。

 でも、ようく見ると、川の中に一つだけ用意されたお立ち台に

1本足で立っています。

 フラミンゴは、こんな姿をよく見ますが、

短い足のカモさんもこんなことができるのですね。

 ちょっと驚きました。

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 この日は、まだ行ったことがなかった観音橋よりも上流を探検しました。

 観音橋を過ぎると、途端に川幅も狭くなり、水深が浅くなるというか、

深さのないところが続きます。

 ユリカモメたちにはちょうどいい休み場所のようです。

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 ユリカモメ

 毛づくろいしているお顔が優し気ですね。

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 今日は、風が冷たいね。

 ダウンコートを着て 思いっきりふわふわ。

 目から上にのびたアイシャドウがポイントかな。

 赤い唇も色っぽいね。

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 あれ、カルガモに似ているけれど、

羽に緑色が入っているから、ちょっと違います。

 だれでしょうね。

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 顔が茶と緑、胸は白と茶のぶち、背中から脇の羽はグレーで白と黒のライン入り。

 なかなかスタイリッシュなカモさんです。

 ほかのカモさんに比べると ちょっと小さめ。

 羽にさっきのと同じ緑色の羽も発見。

 さっきのは、メスで、これがオス。

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 仲良く、一緒に行動しているし、間違いなくオスとメスでしょう。

 

 うちへ帰ってから名前が判明しました。

 今日の新種は、コガモです。

 こんな浅いところにたむろしているということは、

石についた藻のようなものを食べているのだろうと思いました。

 

 上流には、今まで見たことがなかったのがいたので、

もっと上流にもなにか変わったのがいるかもしれません。

 また楽しみが増えました。