ヤビツ峠で花見

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 先週の土曜日、秦野へ行った帰り、丹沢のヤビツ峠へ寄ってきました。

 登山口の手前に見晴台があります。

 ここからは、南側に平塚方面の海、西側には富士山がきれいに見えます。

 さらに冬の夜は、夜景が美しいスポットとしても有名です。

 

 下界では、もう桜は散ってしまいましたが、標高800mくらいまで登ると

ソメイヨシノもまだまだしっかりと咲いていました。

 晴れてはいたものの雲が多いお天気で

西の空に富士山を見ることは叶いませんでした。

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 もみじの新芽の赤と黄緑色の対比も桜に負けず鮮やかです。

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 見晴台からもうしばらく進むと、丹沢の登山口へ到着。

 この辺りの道の両側の斜面に背の低い桜の木がぽつぽつ現れます。

 この桜は、箱根にも咲いていましたが、マメザクラの仲間です。

 亜高山帯の気温が低いところに自生する種類で、

木の樹高が低く、幹も細いです。

 

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  花は、小さくややうつむき加減に咲きます。

  マメザクラにもいろんな種類があるそうですが、

たぶん箱根にも咲いていたフジザクラだと思います。

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 ソメイヨシノの花芯と比べると、

雄しべの数も少なく、色も楚々としているのがわかります。

 葉が少し出ているところは、ヤマザクラと同じです。

 

 今まさにマメザクラは満開。

 標高が高いので、もうしばらくお花見ができるのではないでしょうか。

 

 今年は、貪欲にさくらを求めてあちこちへ出かけましたが、

たぶんこれが見納めになると思います。

 

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 ヤビツから宮ケ瀬ダムの方へ下って行くと、

山の斜面にミツマタが群生しているところが見えてきます。

 ミツマタの木は、杉林の間を縫うように黄色い灯りをともしながら、

上の方まで続いています。

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 下界では、もうすでに咲き終わって枯れているのを見かけますが、

ここのミツマタは、ちょうど、見ごろを迎えているようです。

 

 おまけ

 ヤビツの見晴台で三脚を立てて写真を撮っている人たちがいたので

何を撮っているのかと聞いたら、

 ちょうと上昇気流に乗ってサシバなどのタカの仲間がこの上空を通るので

天気のいい日にはここへ上って写真を撮っているんだとのことでした。

 

 先日来、渡りの鳥の本を読んでサシバ石垣島など南西諸島から

春になると本州へ飛んで来ることを知っていたので

この辺りを経由するという新しい事実を知り関心が高まりました。

 

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 私が野鳥に興味を持ちだしたのを知って、知り合いが

 近くにオオタカがいるから見にこい と言っていたのを思い出し

この日は、宮ケ瀬からの帰りに寄ってみました。

 

 ちょうど、都合よく空を飛んでいたのが枝に停まりました。

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 写真を撮り、うちに帰ってハンドブックを見てみると

これは、オオタカではなく、ノスリというタカの仲間でした。

 オオタカは、もう少し大きく全体的に青っぽい色のようです。

 

 この後、夕方近くになって空を円を描くように飛んでいたかと思ったら

突然ほぼ真下に向かって急降下。

 前に家があったので、その先に何が潜んでいたのかはわかりませんでしたが、

獲物を狙った時の息をも付かせぬ俊敏な動き。

 猛禽類のすごさを垣間見た気がしました。