西湘を訪ねて その1

 

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 月曜日、お天気はあまり良くないと言われていましたが、

神奈川県西部目指して車で出かけました。

 

 まず、一度来てみたいと思っていた大磯の照が﨑海岸へ立ち寄りました。

 毎年、晩春から秋口にかけて、この照が﨑海岸へ

アオバトが海水を飲みに来るというのを聞いていたからです。

 

 アオバトは、大きさはドバトと同じくらいで、

胸のところがオリーブ色で翼に紅色の部分があってなかなか美しいハトです。

 といっても、まだ実物は確認できていません。

 

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 照が﨑海岸というのは、大磯漁港の西側に広がっていて、

ここが海水浴の発祥の地らしく、一号線の入口に石碑が立っていました。

 もう少し西側へ行くと、大磯ロングビーチがあります。

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 このように磯になっているところにアオバトが群れになって飛んできて、

岩にとまりながら、海水を飲むのですが、

波が荒くて波にさらわれてしまったり、

時には、狙いをつけて飛んできたハヤブサの餌食になってしまったり、

命を奪われるハトもいるのです。

 

 なんでそんな危険を冒しても海水を飲みにくるのかというと、

どうもミネラル分を海水から体内に摂りこむのが目的のようです。

 人間も夏になると、ミネラル分が不足しがちなので、梅干しを食べたり、

味噌汁を飲んだりするというのと同じ理屈かもしれません。

 

 このハトたちは、どうも丹沢山地あたりからくるのではないかといわれています。

 溺れて死んだハトの消化器官から

丹沢特有の木の実が出てきたことがあるそうです。

 

 

 

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 雲間から太陽が時折顔を出すといった天気でしたので、

あまり期待はしていなかったのですが、

十羽から二十羽の単位でアオバトが帰っていくのが3回ほど見られました。

 といっても、大岡川の水鳥のようにじっとなんかしていてくれないので

黒くシルエットになっていくハトの群れを目で追うのが精一杯でした。

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 結局、アオバトは写真に撮れず、

かわいいメスを追いかけていたオスのドバトのツーショットのみです。

 

 夏本番になると、もっと大きな群れが飛んでくるらしいので、

また暑くなったらこようと思います。

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 大磯を後にして、次は小田原です。

 小田原の早川漁港目指してやってきました。

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 灯台になっている塔は、小田原提灯仕様です。

 港の岸壁には、釣り糸を垂れる人がたくさんいました。

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 私は、釣りをしにきたのではなく、

この魚市場の二階にある食堂目当てです。

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 まだ11時前だというのに、たくさんのお客さんが入っていました。

 本当は、地魚の小田原丼が食べたかったのですが、

準備ができていないから、と言われがっかり。

 「花咲丼は、あと3人分」と言われて、

つい欲を出して注文したのがこの写真のものです。

 バラの花のように刺身がくるっと丸められて、入っています。

 (サーモン、マグロ、イサキ、イカ、イクラ、ハマチ、

アマエビ、カイ、玉子焼き、シラス)

 丼だけで十分なのに、ハマチのカマ焼、マグロの角煮、

それにアジのつみれの味噌汁がついています。

 いくら大食いの私といえども、量が多すぎてご飯は残してしまいました。

 因みにこれは、1830円。

 

 今度行った時は、アジフライ定食か、アジのたたき定食くらいにしておこうかと

珍しく反省したお昼でした。

 ここは、朝七時からやっていますが、市場のセリをやっている時は、

駐車場に車が停められないかもしれません。

 続きは、また次回。