7月に入り、もう一週間経ってしまいました。
先週あたりから、うちの近くでもニイニイゼミの細い鳴き声は聞こえ始めました。
先週の金曜日、奥多摩へ行ってきました。
平地に比べると季節の移り変わりが遅くって、まだ山紫陽花が残っていました。
これは、平地で人間の手が加わっているヤマアジサイではなく、
山道に自生している文字通りのヤマアジサイです。
ガクはまだ真っ白ですが、中の花はもう咲き終わってますね。
うちのまわりでは、すっかり刈り取られてしまったドクダミ。
ここでは、まだ美しくさいておりました。
これも考えてみれは、白いところはガクで、
真ん中の棒状のものが花の寄せ集まったもので、ガクアジサイと似ています。
オカトラノオです。
りっぱな尾なので、はじめの花が咲いてから尻尾の先の花が咲くまで
時間がかかりそうです。
ふと、「のはらうた」に出てくる詩の一節が出てきました。
「おーい元気かあ。」
と、声をかけてもなかなか返事がかえってこないくらい長い尾っぽでした。
たぶん、ヒヨドリソウ。
秋に咲く花だと思っていましたので、季節がちょっとずれている気がします。
まだ咲くには、少々時間がかかりそうですが、
アサギマダラが蜜を吸いに来る花です。
白い花が多い季節ですが、紅一点のウツボグサ。
この山道で初めて見つけました。
季節がちょっとずれると 見ようとした花が見られなくて、
逆に見たことがない花が見られることもあるのです。
しそ科の植物で、弓矢の入れ物のウツボに似ているので
この名前がついたそうです。
お昼は、3回目ですが、カフェ「SAKA」へ行って食べました。
建物の前にあるオブジェ、
私は勝手に「シイタケの塔」と呼んでいます。
このカフェの上には、多摩学園という障碍者の施設があって、
原木のシイタケ栽培を仕事としてやっています。
そのシイタケをモチーフにしてこの「シイタケの塔」が作られたのだと
想像しています。
いろんなアート作品が飾られていますが、私のお気に入りの作品です。
夏空をバックに立ち上がるシイタケは、肉厚で立派です。
これは、レストランの中に飾ってあるネコです。
紙で貼って作った張り子のネコだと思いますが、
いつもこのお顔が見たくって通ってきてしまいます。
その日食べたハンバーグランチです。
左の前菜は、地元の畑で作られたニンジンとインゲンのバーニャカウダ
キノコのソテー(栽培しているキノコ)、ウコンと夏みかんのシロップの炭酸割り。
ハンバーグですが、隣の秋川で成育した秋川牛、
ジジジジーと音をたてながら鉄板にのせられて出てきます。
ダイコンおろしをかけて食べるので、わりとさっぱりいただけます。
それに、キャベツとベーコンのコンソメスープと
レタスとキャベツと水菜のサラダ。
素材が、地産地消であることがこのレストランのいいところです。
キノコやウコンは学園で力を入れて作っているものということもありますが、
取れたてのものを使っているので香りがとてもいいのです。
ウエーターさんは、ここの生徒さんの勉強の場にもなっていて
教わりながら一生懸命働いています。
応援する気持ちも湧いてきます。
この日は、梅雨の晴れ間、奥多摩も暑くて
川の水に浸りたいくらいでした。