まだまだ買い物は続きます。
場外市場の乾物のお店で煮干しを買いました。
このお店では、香川県の煮干しが3種類並んでます。
見ただけではわからないので、まず説明をしてくれます。
「これは、大学生、次のは高校生、そして中学生。さあ、食べてみて!」
と、お店のご主人。(写真は、大学生の煮干し)
(この話は、前回も聞いたな)
と思いながら、やっぱり一番高い大学生を買ってしまいました。
これが、また美味しくて、おやつ代わりにぼりぼり食べちゃうくらいです。
築地のお店の人は、話し上手で買い物はとっても楽しいです。
近頃は、お店の人もお客さんに英語で対応しているので、
すごいもんだなあと感心してしまいます。
ちょうど雨が降って来て、捜し歩くのもたいへんなので、
向かいの寿司屋に入りました。
このあたりは、こっちも寿司屋、隣も寿司屋、奥も寿司屋と寿司屋だらけで
素人さんにはどこが美味しいのか見当もつきません。
長年通ってようやくわかるのでしょう。
お寿司を食べた後は、「うおがし銘茶」の茶遊会へ行きました。
ちょうど、築地本願寺の向かい側にあるお店です。
年に何回か 茶の産地にこだわった試飲会をやっているのです。
今回の産地は、宇治です。
1階で700円払い受付を済ませ、エレベーターで5階へ行きます。
5階は、宇治の抹茶を立ててくれます。
普通の抹茶 抹茶オーレ
私は、抹茶オーレは飲んだことがないのでそれにしてみました。
ミルクといっしょになるので、苦味は飛んでしまいます。
お供は、白あんでくるまれた栗のお菓子で、ちょっと焼いてあります。
最後に口直しと言って、出してくれた玄米茶の美味しかったこと。
このお茶は、やっぱり宇治の煎茶をベースに作った特別な玄米茶だそうです。
階段を下りて4階です。
この階では、この茶遊会のために用意したという特別な煎茶
「でき茶った」を入れてくれました。
湯の温度を調整するところなど、目の前で入れて見せてくれます。
お供は、そばぼうろかなと思って聞いたら、
大和芋でつくったぼうろだそうです。
3階です。
ここも煎茶ですが、4階の煎茶よりちょっとランクが下のもので
名前は、「はんなり」。
比べてしまうと、やっぱり4階の方が甘味を感じます。
お供は、甘い黒豆。
最後の2階は、玉露です。
玉露だけは、温度が高すぎると美味しく出ないので、
40度くらいの低温の湯で入れなくてはならないと説明してくれました。
時間がかかるけれども、水出しでももちろんOKだそうです。
濃度が濃いので、急須からポトっと落ちるしずくも粘りがあります。
一煎しか入れないので、一人ほんの一口しかありませんが、
凝縮された旨みを味わうのが玉露の楽しみ方のようです。
「一煎しか入れない茶葉なので、食べてみますか。」
と茶葉を急須から出してくれたので、食べてみました。
カテキンがタップリ入っているような気がして全部食べてしまいました。
口直しにと、茎茶を入れてくれました。
都合、口直しも入れると、6杯のお茶をいただいたことになります。
それも、普段口に入らない玉露や抹茶まで人が丁寧に入れて下さるのですから
みんな優雅な気分になります。
1階に下りてくる頃には、どのお茶を買っていこうかなということになるのです。
私は、玉露はとてもとてもなので、うちで気軽に飲める「はんなり」の煎茶と
「でき茶った」の玄米茶を購入しました。
さて、うちへ帰って、お茶を入れるような優雅な気持ちになれるかが問題。
とりあえず、がさがさしない日々を送れるよう頑張りたいです。