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浦賀散策 その1

私の神奈川案内

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 先週の金曜日、午後から晴れてくるのを期待して、浦賀へ出かけました。

 最寄りの駅から浦賀までは、赤い電車京急に乗って

横須賀中央の先の堀之内まで行って乗り換えます。

 車窓から右に海が見え、左には小高い山や谷間になっているような景色が続きます。

 電車は、そんな山側をくりぬいたトンネルをくぐって進みますので、

いやがうえにもちょっとした旅気分が味わえるのです。

 晴れた海を見たかったのですが、時間が経つにつれ雲が厚くなって

太陽を見ることは、叶いませんでした。

 上の写真は、浦賀湾の西側の小高いところにある愛宕山公園から

南側を見たところです。

 登り口から草生した階段を上って結構登ると、

南側に突如開けたところがありました。

 セイタカアワダチソウとススキの間からのどかな海の景色が望めます。

 

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 左は、山の中腹にあった「咸臨丸出港の碑」。

 浦賀から咸臨丸は出港したのです。

 勝海舟は、対岸にあるお寺で断食をして出発したという話です。

 右は、海を臨める山頂にあった「龍馬像建立予定地」の看板。

 特に龍馬が浦賀に滞在したのかどうかは調べておりませんが、

龍馬の熱烈なファンがいるのだなと思いました。

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 上の写真は、廻船問屋だった風情を残した建物ですが、

今はクリーニング屋さんを営んでいるようです。

 紙の行燈が往時をしのばせます。

 

 浦賀は、江戸時代は、東京湾の入口にあたるため、

江戸の警備という役目を負っていたほか、

 廻船問屋や干鰯問屋が立ち並び栄えていたところだそうです。

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  西叶神社です。

 平家物語に登場する文覚上人が源氏の再興を祈って修行し、

願が叶ったのでこの地にこの神社を建てたといういわれのある神社です。

 対岸にもう一つ叶神社があるので、そちらは東叶神社、

こちらを西叶神社と区別しています。

 神社にソテツが植えてあるところなど、浦賀は温暖なんだと思わせます。

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 境内に咲くホトトギスシュウメイギク

 どんより暗い日でしたので、色鮮やかで灯が点っているように思えました。

  

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 ここの彫り物がどれくらい古いのかはわかりませんが、天井も含め

細部にわたって彫刻が施されています。 

 

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 叶神社の裏手にある「東福禅寺」です。

 平らな土地が少ないせいか、どこも階段を上っていかなくてはならず

少々疲れました。

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 本堂の扁額の上に黄色く見えるのが、「鏝絵(こてえ)」です。

 浦賀には、蔵造りの家が多く、名人といわれる漆喰職人もいたとか。

 今でもその鏝絵の作品が町のあちこちに残っているのだそうです。

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 本堂の中へ入ると、左側にこの絵馬と鏝絵があります。

 左の絵馬は、かなり痛んでいますが、

江戸の有名な画家「酒井抱一」の作品だそうです。

 この作品がここにあるわけはわかりませんが、

浦賀というところは、江戸時代はかなり栄えていたということなのだと思いました。

 そばで見た鏝絵は、漆喰と鏝でここまで繊細に作れるのかと思うほどです。

 この寺は、船が行き交う土地柄海難を救った観音様でも有名なのだそうです。

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 浦賀の名物「渡し舟」です。

 町が東西に分かれているので、歩くと対岸まで40分くらいかかりそうですので

とても便利です。

 私が船着き場に着くと船が待っていましたので、すぐに乗りました。

 お客は、私一人ですが、一人でも渡してくれるのです。

 渡し舟というだけで、わくわくします。 

 乗船料は、200円。

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 目指すは、白い建物がある辺りです。

 対岸の話は、次回に回します。