碧南・常滑への旅6(最終回)

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 3日目の朝、駅前のホテルの10階の窓から伊勢湾の方向を見た景色。

 海までは、数百メートルといったところ。

 伊勢湾の向こうは三重県

 いいカメラだと雪を被った鈴鹿山脈の山まで写るのだろうが・・・・

 右手に 「LIXIL」 というビルがあるが、

 INAXブランドでトイレやお風呂などのメーカーといえば、わかるだろうか。

 この日は、面白いと勧められたので、

そのINAXミュージアムへ行ってみた。

 ミュージアムであるが、光る泥団子や、タイルを使ったものづくりなどのワークショップもあり、

なかなか楽しいところだ。

 残念ながら急用で1時間半くらいしかいられなかったので、

展示されたもののみを紹介する。

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 土・どろんこ館では、イタリアのモダンデザインの父と呼ばれる「ジオ・ポンティ」の作品が展示されていた。

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 彼は、建築に「薄さ」と「軽やかさ」を求め、

皮膚に「動き」をもたらしたといわれる。(INAXの紹介より引用)

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 次は、テラコッタパーク。

 明治から昭和初期にかけて 近代日本の建築と街を飾ったやきものが

タイルやテラコッタ装飾だったといわれる。

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 その中で、横浜と縁のあるものを見つけた。

 これは、横浜関内の伊勢崎町にあったデパート 「松坂屋」 の外観を飾っていたもの。

 「松坂屋」が壊されると聞いて、譲ってもらったものだそうだ。

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 次は、「窯のある広場・資料館」の中にあった明治時代の古便器コレクション。

 白地に青の染付けの便器の数々。

 ざっと、いろんな形、模様のものが 50くらい展示されていただろうか。

 この時代は、日本の四季を感じる染付けで優雅な感じがする便器が多かったようだ。

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 私のお気に入りは、

 マグノリアの仲間の木蓮かコブシの花模様。

 大小のセット。

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 これは、ものづくり工房に展示されてあった現代のトイレ。

 どんな家に設置されたのだろうか。

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  最後は、帰る道々見つけた、小学校の塀のやきもの。

 さすがに焼き物の町、常滑

 小学生の作品もなかなか素敵だ。

 ゆっくり見ている時間がなかったのが残念。

 INAXミュージアムから、常滑駅まで歩いて30分。

 焼き物をもっと時間をかけて見たかった気持ちを残して旅を終えた。