昨日の夜は、三枚肉のぎらぎらした脂肉を食べたので、どうしてもあっさりしたものが食べたくなります。
和食は、よく 一汁三菜と言いますが、だいたいそれに沿った献立になっています。
上の左から、ニンジンのサラダ:
スライサーで細く切ったニンジンにドライフルーツを入れてワインビネガーとはちみつを混ぜた洋風酢の物です。
よくレーズンでやりますが、今日はドライイチジクとドライチェリーを細かく切ったものを入れました。オリーブ油を入れたものが一般的でしょうか。
次は、春菊としめじのわさびじょうゆ漬け:
春菊は、軽く茹で食べやすい長さに切り、しめじは油を引かないフライパンでからやきして火を通します。
昆布を一晩水につけておいた出汁と白だし醤油、それにわさびを小さじ1くらい入れてあわせたものに、春菊としめじを入れて味をなじませてから食べます。
真ん中は、あご(飛魚)のかまぼこです。
それに、玄米、わかめとねぎの味噌汁です。
先日八王子の友だちといっしょに夕飯を食べた折、山梨県の雪害のひどさと、その農業補償のことが話題になりました。
東京の八王子も雪かきをしたら、1mくらいの壁が歩道にできるくらい雪が降って他人事とは思えなかったのです。
山梨は、ももやぶどうなど果物の木の被害や温室の被害も大きかったと聞いています。
気候に適した作り方というより、気候に抗った栽培をしていることが余計に被害を大きくしたようです。
温室栽培など他の産地よりも時期を早めて出荷して付加価値をつける工夫をしているというような内容の学習をしてきたような気がしますが、こんな異常な気候が続いていくようだったら、将来を見据えて考え方を変えていかなくてはならない時期にきているのではないかという話になりました。
果物の苗木を植えたところで、これから何年かは収穫が見込めず、後継者の問題も深刻なようです。
もちろん、やる気がある農家を支援していくことに異論はないけれども、国も県もかなりの税金を投入するようです。
(TPPの問題もこれからの農業を考えていくにはたいへんなことには違いありません。)
それは、果物に限ったものではなく、普通の野菜などにも関係がある話です。
私は、消費者にも責任の一端があると思っています。
こんな真冬にキュウリやトマトやレタスが普通にお店に並ぶことが本当は異常なことだという感覚が麻痺してしまっています。
野菜といえば、野菜サラダしか知らないような人が結構いるような気もします。
せめて、冬にできる葉野菜、あるいは保存可能な根菜類を食べることが栄養価としても高いだろうと思うので、近頃はキュウリやトマトはわざと買わないようにしています。
そんなこんなで、ほうれん草や春菊、カブや大根やニンジン、長ネギなどをちゃんと料理できるようでありたいなと思うわけです。
この春菊としめじのわさびじょうゆ漬けは、、わさびを加えただけですが、簡単でとても美味しいと思いました。
昆布は、ジャムのビンに4cm四方の昆布を折り曲げて水に入れておくだけで、こういう和え物にすぐ使えるので常備しておくと便利です。