平野部でも雪!
前日からの天気予報では、朝から雪模様だと言っていた。
出かけなくてはならないので、すごく構えていたのだけれども、
朝は、みぞれっぽい雨。
これからかなと思いながら、
長靴、マフラー、毛糸の帽子、イヤーマフ、手袋、マスク、コート、傘
といういでたちで出かけたのだが、
時々窓から様子をみていたものの、
一日中雨が降っているだけだった。
夕方も、相変わらずの雨だったので、
前から一度行ってみたかったお店に寄ろうと
馬車道方面へ歩いて行った。
路地から見えるラウンドマークタワーの上部が
寒々とした雲にすっぽり隠れていた。
このお店は、「バニラビーンズ」。
馬車道より、海側の海岸通り近くにある。
フェアートレード認証のカカオを使っているショコラのお店だ。
ネット販売が主なお店のようだが、
ここへ来るとカフェもあるので、ホットチョコレートも飲める。
チョコレートをクッキーで挟んでできたショーコラという横浜生まれのチョコレートサンドや板チョコなどがある。
ここで、パリトロ・スイートというお菓子を買った。
一つ一つ箱に納まったこのチョコ、
箱から出すとずいぶん小さいなというのが第一印象だが、
口に入れるとしっとりとした美味しいチョコレートで
ちょっと幸せになれる。
これは、やっぱり危険!
あまり近づかないようにしなくては。
美味しいものに目がないという知人に、
このお店の話をすると、
「横浜土産は、ここのチョコにしているのよ。」
と言っていた。
ありあけのハーバーとか、中華街の月餅くらいしか思い浮かばない私には、ちょっとしたカルチャーショックだった。
これは、昨日スワニーのレッスンで完成したニットのワンピースだ。
スワニーのスタイルメニューを先生がアレンジして着ておられるのを見て、
同じものをリクエストして作ったものだ。
厚手の黒に近いグレーのニット地
特徴は、
*真ん中でわざわざ切って、前身ごろ、後ろ身ごろを重ねて貼り付け、二重にかけたステッチ
*袖の切り替え、リブを入れると温かい
*中に貼り付けのポケット ステッチがポイント
*斜めに切り開いた立ち衿
写真を撮るので、お気に入りのスカーフを巻いてみた。
このスカーフ、ちょうど二十年前、初めてのヨーロッパ旅行で憧れのパリへ一週間出かけた時に買ったものだ。
正月明けでバーゲンセールが始まっていて、
サンジェルマン・デ・プレの通りを歩きながら見つけた
ソニアリキエルのショーウィンドーに飾られていたものだ。
スカーフの中では、一番使う頻度が多いお気に入りだ。
その年の冬は、セーヌ川の水量が多く暖冬といわれていたパリだが、
それでも石畳からしんしんと冷たさが伝わり、
焼き栗を買った手にぬくもりを感じた。
吐く息が白く、頬だけが赤くなった。
そんなことをふと思い出した。