イチゴ大福

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 今日は、ひな祭りです。

 もう40年も前のことですが、

手作りの千代紙で作ったお雛様をいただきました。

 ここに並べたのは、お内裏様とお雛様だけですが、

同じ千代紙でできた三人官女と五人囃子もあります。

 40年ものですから、紙の角が毛羽立ってきています。

 千代紙で作ったたとう紙を真ん中から開くときは、

今でも何とも言えない気持ちになります。

 うちの子どもは男の子でしたから

ずっとお雛様を飾る習慣はありませんでした。

 それでもこの季節になると、

紫と黄緑のたとう紙を開いてお雛様を出してきます。

 はるかかなたの子どもの頃の記憶がそうさせるのかもしれません。

 今日は、八王子へ出かける日でした。

 この季節になると、豚もおだてりゃ木に登るということで

お仲間からリクエストのあるイチゴ大福、

 今年初めて作って持って行きました。

 白玉粉と砂糖を水で溶いて、

電子レンジに入れて作る簡単なものなのですが、

 電子レンジへ入れる時間と、練り具合で餅の硬さが変わるので、

毎年初めは勘が働かず、出来があまりよくありません

 今日も、お餅がやわらかすぎて餡とイチゴを包む時に手こずりました。

 まあそれでも細かいことを言わず、

みなさん美味しいと言って食べてくれました。

 どこのどなたがイチゴ大福を考案したのかわかりませんが、

イチゴの酸味と餡の甘さの融合を考えた人はすごいと

今日も話題になりました。

 イチゴは、生のまま食べる時は、香り立つ品種がいいのですが、

大福にするときは、酸味が強い「とちおとめ」が

ベストだと思っています。

 頭がポッと赤くするところがポイントです。