「ボブという名の猫」の上映が22日までだということなので21日の木曜日に見た帰りに、山手の西洋館へ世界のクリスマスの展示を見に行ってきました。
午後3時半を回っていたので、イタリア山の外交官の家とベーリングホールと111番館と焦点を決めて見ました。
関内まで歩いて石川町まで一駅電車に乗り、坂を10分ほど登るとイタリア山です。
陽が西に傾いていたので、メタセコイアの枯れ葉は夕焼け色に色づいています。冬至の前の日ですから。
庭の枯草越しに見えるラウンドマークタワーもマリンタワーもベイブリッジもみんな西日を浴びてあかね色です。
さて、今年の外交官の家の展示は、ルーマニアです。ルーマニアの黒海の港町コンスタンツァと横浜が姉妹都市という縁があるそうで、今回取り上げられたようです。かつて東欧と呼ばれた国にはポーランド以外は行ったことがないので、とても興味がありました。上の写真は、クリスマスの食卓をイメージしたテーブルセッテイングです。
ルーマニアでは、24,25,26日の3日間がクリスマスのお休みで、飾り付けもするし、基本は家族が集まってクリスマスを過ごすそうです。
棚の上に置いてあった花瓶とルーマニアのホレズ焼きといわれるお皿。
ルーマニアのクリスマスに欠かせないのが、「コゾナック」。ココアが入ったマーブルケーキのようです。パンのようでもあり、ケーキのようでもありますが、クリームでデコレーションしたような派手なものではありません。残念ながらお味見はできませんでした。
民族衣装です。素俗な感じですが、細かい刺繍が入っているのは東欧らしいと思いました。母親から娘に受け継がれていく伝統が消えないでまだ残っているといいのにと思います。