今週の初めようやく新しいデジカメで写した写真をパソコン上に取りこめるようになりました。視力が落ちて細かい字の説明を読むのが億劫で半年以上放っていましたが、今日からそろそろとブログに載せようと思います。
毎日蒸し暑い日が続くので、何とか涼しい時を思い出そうと7月の初めに4泊5日で行った北海道厚岸郡浜中町を思い出してみたいと思います。
タンチョウヅル(宿の前の湿原に来ていました)
北海道に詳しい人ならそこがどのあたりにあるのかわかると思いますが、普通の人は「浜中ってどこにあるの?」と言うことと思います。釧路と根室のちょうど真ん中辺りにあります。
観光地として有名なのが、街の外れにある「霧多布岬(きりたっぷみさき)」でしょうか。ボランティアで通っているところに私と同じように一人でふらふらと旅をするのが好きな人がいて、その人が、「なんにもないところだよ。」と言って教えてくれたのがこの浜中町なんです。
何にもないというところに魅かれたのですが、本当に何にもないのかと行く前に調べたところ、広大な湿原があり、「エゾ・・・・」などという北海道特有の植物や動物たちも生息し、それに日本ではすごく稀なラッコの棲み処もあるという私には宝の山のようなところだということがわかりました。興味がない人にとっては、何にもないところかもしれませんが、それだけ手つかずの自然が残っているところなんです。
北海道には、高校の修学旅行で青函連絡船に乗って行ったのが初めての旅。あとは飛行機で釧路へ飛んだ経験しかありません。
ちょうどこの時期。JR東日本では、カード会員向けにずいぶんとお得なプランを設定してくれていて、東北・北海道フリープラン(乗車券、指定券6枚分付き)5日間26620円というのがあるのです。今まで東北の旅には使ったことがありますが、北海道は遠いので乗り鉄でもなければきっとつまらない旅しかできないだろうと使ったことがありませんでした。
6月下旬ラジオを聞いていたら、「霧多布湿原は今ワタスゲが花盛り」という季節のお便りが紹介されました。その光景に背中を押され、とうとう旅への準備が始まりました。
まず民宿探し。一応2回のコロナワクチン接種は終えていたのですが、首都圏から行く旅行者を泊めてくれるのか心配でした。「いつでもどうぞ。」と言ってくださったので、まず宿はOK.次に東京駅発6時半の新幹線で出発してその日のうちに目的地まで到着できるのか駅探を使って調べました。浜中駅には、夜の8時半ごろ到着できることがわかりました。
下調べを終えて、パスカードと新幹線、それに北海道在来線特急の指定券を購入し、準備は終了。
山へ行くのと同じように荷物は、リュックです。ローカットのトレッキングシューズとサーモンピンクのレインウエアーを新しく購入して意気揚々と出発です。
向こうは、朝の気温が12度、昼間も17度くらいで、今思うと本当に天国のようなところでした。
次へ続く。