チェンマイ  hoshihana village 3

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 2日目の朝も太陽が昇ってくるにつれて、青い空が広がっていいお天気でした。

 ピンクのアマランダ(たぶん)の花が青い空に映えます。

 

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 2日目の朝食は、タイヤイスタイルの米粉麺 にしました。

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 前の日のお粥にもついていた調味料や薬味を入れたところです。

 この麺の食感は、あまりにももちもちしているので一口食べた時に驚きました。

 生パスタにちょっと近いかもしれませんが、汁麺なので、単純にくらべることができません。

 この日の朝食は、日本から来た女性とアメリカから来た男性とのカップルが一緒でした。

 英語が得意なシェフが、アメリカ人が来たので話したくて仕方ない風だったので、 

 「この麺はとってもおいしいよ。」

と、私が気を利かして口火を切ると、彼は流ちょうな英語でこの麺について、

いろいろ語ってくれました。

 この麺は、オーガニックの米粉を打って麺にしたものらしいということ、

 ミャンマーの方の麺であること、

 この施設でオーガニックの野菜作って出すようにしていること

 私に分かったのは、その程度。

 スープは、トマトスープなので、酸味もあり私好みです。

 すごく気に入ったので、次の日も同じ米粉麺にしました。

 今こうやって書いていると、また食べたくなるくらいです。

 アメリカ人の男性の方が、私にチェンマイに来た目的は?

というようなことを聞いてきたので、

私は、食べ物が目的だと答えました。

 人は、何て答えるのかな‥‥‥

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 この猫は、「タラコ」という名前で、ここで飼われている猫です。

 朝と夕方になるとダイニングのあたりにやってくるので、きっと餌をもらえる時間なのでしょう。

 日本の猫とどこかお顔の感じが違うような気がしましたが、どこでも猫は自由に自分の居場所を選べていいなと思います。

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 昼間、午前中はスタッフさんが、スプリンクラーで水撒きをしたり、草木の手入れをしたりしています。

 前日ダイニングの本棚から本を1冊借りて、日がな一日その本を読んでいました。

しあわせのハードル タイでエイズ孤児たちと暮らして

 

 この本です。

 ここは、タイのHIV母子感染で生まれてきた孤児30人を預かっている施設「バーンロムサイ」(ガジュマルの木の下で)の敷地の一部なのです。

 このコテージで泊まること、食べること、工房で作っている洋服や雑貨を買うこと、すべてがバーンロムサイの支援につながります。

 私がバーンロムサイのことを知ったのは、もう7年くらい前。

 よく鎌倉へ出かけていた時に、

由比ガ浜通りにあるバーンロムサイの洋服が気に入って買っていました。

 初めは、バーンロムサイが

エイズの支援のためのお店だということも知りませんでしたし、

ただタイのゆるゆるとした洋服の着やすさが気に入っただけだったのですが、

結局チェンマイまで来てしまったということは、

自分のどこかにバーンロムサイにつながるものがあったのかもしれないなと思っています。

 このコテージのことは、もう5年くらい前に知り、

いつか行ってみたいなと思っていました。

 このNPOの代表であり、この本の作者である名取美和さんのことを

直接は知りません。

 本も読んでいなかったので、この機会に読んでみようと思って

二日間コテージで読ませてもらいました。

 彼女もタイのゆるゆるした空気に魅せられた一人だと思います。

 今は、抗HIV薬が手に入るようになり、

発症して亡くなる子どもはいなくなったそうですが、

当初は、次々と発症して亡くなったそうです。

 飲みだしたら一生、毎日必ず飲み続けなければならない薬で、

その薬代は、とてもタイの庶民が簡単に払える金額ではないのだそうです。

 ただ、この薬は、今の段階では、どんな副作用があるのかがわからないというのが課題です。

 日本での支援も広がってきたようですが、まだまだだそうです。

 関心がある方は、この本を手に取って読んでみてください。

 自分のまわりにも援助を必要としている人や団体がたくさんありますが、

すべてに援助はできません。

 出会いを大切にして、自分ができるだけのことをやるしかないと思っています。

 昨日の午後は、ハーバルボールマッサージを部屋で2時間やってもらいました。

 いろんな草木を煮だし、ガーゼにくるんだものを

体にポンポンと当てながらマッサージをしてくれます。

気持ちがよくて、うつらうつらと眠ってしまいました。

 「サバーイディー ジャオ」 

その時教えてくれたタイ語

 どうも 「気持ちがいい」 という意味のようで、何回も繰り返し口にしたので

覚えました。

 この日は、本も読み終わり、せっかく水着を持ってきたので、一人でプールに入り泳ぎました。

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 夜ご飯は、タマリンドディップサラダ

 これは、宮廷料理だったそうです。

 インゲン、キュウリ、ニンジン、サラダ菜、ナス、それにおかかや干しエビなどが入ったふりかけのようなもの、青菜の入った玉子焼きというかクレープのようなものがまわりに並んで

真ん中にタマリンドディップ。

 タマリンドは、酸味がある豆なので、それと何かが加わって味噌っぽい感じがしますが、その上にゆで卵やグリーンの豆、小さい玉ねぎ?唐辛子がのっかっています。

 結構ディップは辛くて不思議な味でした。

 これだけ全部食べれば、野菜は十分ですよね。

 この日も一人でしたので、作ってくれた青年に、野菜の名前をタイ語で教えてもらいました。

 彼は、タイヤイの人で調理を担当しています。

 ここでは、コテージのスタッフさん、工房で縫い物や刺繍をしているスタッフさん、それに子どもたちの世話をしている保母さんや保父さんといろんな人たちが働いていますが、ミャンマーラオスとの国境近くからやってきた少数民族の人たちを率先してスタッフとして採用しているのもゆるやかな感じがする一つの要因かもしれないなと思いました。

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 今日のデザートは、ジンジャージュース。

 これがまたとっても美味しいんです。

 もちろんちゃんと手作りしてくれたものです。

 ここは、日本人が主に泊まるので、お水のことは考えてくれているみたいで、

氷が入っていても生サラダでも心配しなくていいのですごく助かります。

 ここの食事は、街で食べるものより高めですが、どれも美味しいので、

とても満足です。

 まだ食べていないメニューがたくさんあるので

また次回行って食べるつもりでいます。