「Tara Books」の本

ずいぶん前の話になります。 11月の末に学生時代の友人から、同じくクラスメートだった方の娘さんがインドの出版社「Tara Books」から本(日本版が11月1日)を出版したのでその出版記念の展示に行かないかとのお誘いがありました。 2001年だったか私もインド…

チャイナ・スタディー 葬られた「第二のマクガバン報告」

先々週読み終わった本である。 アメリカの栄養学者が2006年にアメリカで出版し、 2016年になって日本語版が出版された。 内容を読めばわかるが、食べ物の本なのに、学界で発表された後、 食品、酪農食肉、薬品、医療業界・・と全米社会を震撼させた本でもあ…

「茶色の朝」

この本は、2002年にフランスで出版されたたった11ページの短い寓話。 日本版には、「茶色の朝」に寄せてということで、 高橋哲哉氏がメッセージを付け加えている。 1980年代末からフランスの統一地方選挙では、極右政党が躍進を続け 2002年には、一種カリス…

「みをつくし料理帖」 を読んで考えたこと

ブログで紹介されていた「みをつくし料理帖」高田 郁 著を 図書館で借りながら、本日その10巻目を読み終えた。 まったく予備知識もないまま読み始めたのだが、山あり谷ありのストーリー展開、 それに難しい言葉が使われていないので、のめり込むとあっとい…

日本国憲法  おばちゃん語訳

夏の頃から何冊か読みたい本を図書館に予約していたのが、半年以上たって、 ようやく私のところへやってきた。 なかなか来ないので、つなぎに借りていた本もとんとん拍子にやってきたので、 ここのところ読む時間を確保するので忙しかった。 そんな中からの…

人間、最後はひとり

先日、40年も前に一度会っただけの知人と 会うことができました。 我が家の下の息子が生まれた病院で同じ日に出産し、同じ病室で過ごした というだけの間柄です。 これまで、1回も会うこともありませんでした。 わずか数日同じ部屋で過ごしただけでしたが、…

「家守綺譚」 「冬虫夏草」 

この二冊の本は、京都のブロガー、こみちさんが 山科へ行った時のコメントで薦めてくれた本。 梨木香歩さんの名前は知っていたが、 本は、まだ読んだことがなかった。 でも、巻末の著書を見ていくと、 「西の魔女が死んだ」と「くるりのこと」は、 作者を意…

南方熊楠を知る

菜種梅雨です。 ここのところ読書三昧でした。 熊野から帰ってきて、南方熊楠のことをもっと知りたくなり、 図書館から3冊本を借りました。 一冊目は、 猫楠 南方熊楠の生涯 (角川文庫) かなり難しそうな全集ものもある中で、 ただ一つ 水木しげるが描いた漫…

白菜でラーパーツァイ

先日、知人が作った無農薬の白菜をもらいました。 まだ小さな白菜ですが、虫もついていなくてきれいな白菜でした。 簡単に食べられるものということで、 「ラーパーツァイ」を作ることにしました。 この「ラーパーツァイ」は、 中華料理の前菜として、蒸し鶏…

かゆみに耐えた今日のこと

舟を編む 今日は、蒸し暑さと首のかゆみに耐える最悪の日でした。 木曜日に草取りをした時に、やぶ蚊に刺された箇所が首と腕と二つありました。 この暑さの中、長そで長ズボン、 首にはタオルを巻き、手には軍手をはめ 蚊取り線香を常にそばに置き と、完全…

「グラウンド・ゼロがくれた希望」

先日読んでいた、ルポ「貧民大国アメリカ」の著者 堤 未果 さんが、アムネスティ・インターナショナルや、野村證券にも勤めていたという経歴に、一体どんな人なのか、興味が湧いてこの本を読んだ。 彼女のプロローグには、彼女のおばあさんがアメリカで暮ら…

知らなかった学資ローンのこと

前の本は、2007年に書き起こしたもので、このⅡは、2010年に発刊されたものだ。 プロローグは、2009年1月20日、抜けるような青い冬空へのびる、白い「ワシントンモニュメント」の周りの200万人もの群集で埋め尽くされていた。というオバマ…

母が入院して考えたこと

母が救急車に運ばれ、今入院をしている。 「肺炎と心不全」というのが病名。 何せ高齢なので、主治医は、「一進一退で時間がかかるでしょう。」 とのことで、もう10日間入院している。 実は、2年前の冬にも肺炎になり、入院したことがある。 その時は、割…

「ドーバーばばぁ」

FM横浜の朝の読書案内で紹介があった本である。 まず、ちょっと言葉遊びっぽいこの題名がおもしろい。 なんと、50代、60代の女性6人が、イギリスとフランスの間のドーバー海峡をリレー横断した記録を映画に撮った中島久恵さんが映画の後で書いた本であ…