映画

鯨のレストラン

この映画は、2015年に公開された「ビハインド・ザ・コーヴ」の次作の映画であ る。「ビハインド・ザ・コーヴ」は、「ザ・コーヴ」というアメリカの映画に疑問を抱 いた八木景子監督の反証にあたる映画だ。 「ザ・コーヴ」は、2009年に公開された。和…

ハマのドン

毎日人に会えば、口をついて出てくる言葉は「暑いですねえ。」。 横浜は、なかなか雨も降らないし、暑さに一休みがない。 7月ごろからうちにいても暑くて体を動かす気力もわかず、 映画館へ飛び込む快感に取りつかれて、週に1回は映画館へ足を運んでいる。 …

丘の上の本屋さん (イタリアユニセフとの共同作品)

昨日「丘の上の本屋さん」を観に行ってきた。 私としては久しぶりの劇映画だ。 見晴らしのいい丘に建つ古本屋さんの主人「リベロ」とお客さんとの交流 が描かれた大変シンプルな映画。 広場には古本屋とカフェが並んで立っている。 丘の上からは、小高い山並…

「生きる」 大川小学校 津波裁判を闘った人たち

先週の日曜日、 横浜シネマリンで「生きる」の映画を観てきました。 東北大震災から12年目を迎え、映画館でも何本か関連の映画が上映されます。 残念なのは、大手の映画館は宣伝費をかけても儲かる映画しか上映しないので、震災 関連の映画は、ほとんど話題…

チョコレートな人々

土曜日に「チョコレートな人々」という 東海テレビが制作したドキュメンタリー映画を観てきた。 東海テレビというと、2017年に上映された「人生フルーツ」という映画がすぐに 浮かび上がる。長期の取材を通したほのぼのとしたご夫婦の素敵な物語で、初め…

映画 2887

今日は、名画座シネマリンで「2887」を観てきました。実は、この映画は昨年の 9月にもう一つの名画座ジャック&ベティで1週間だけ上映されていますので2回目で す。 企画制作は、映画で社会を読む会、監督は、横浜の高校教員だった河野優司さん。 素…

荒野に希望の灯をともす

うっかりしていた。 土曜日から横浜の名画座で中村 哲さんの映画が始まっていることを忘れていたこと に今朝気づいた。 時間は、午後1時35分から。台風が去ってもまだ熱風が吹いている。始まったばか りなのできっと混んでいるに違いないと思ったが、ひど…

「きこえなかったあの日」

先週の日曜日に、シネマリンで「きこえなかったあの日」を観てきた。 8日から上映していたのだが、14日にはこの映画の監督をされた「今村彩子」さん が映画への思いを語ってくださるトークがあるというので日曜日に行ったのだが、会場 はほぼ埋まっていた…

「花のあとさき」ムツばあさんの歩いた道

この映画の舞台は、埼玉県秩父市吉田太田部楢尾。 今でこそ麓にダム湖ができたため車が通れる道がこの山間の集落まで通っているが、 その昔は、山道を歩いて行くしか方法がなかったような山奥である。 NHKが取材を始めたのが平成13年。 戸数5戸・住人9人・平…

SAVE the CINEMA

4月の中頃、よく通っている映画館の一つ「シネマリン」でオンラインショップのサイトが開設されたのを知った。 早速その中からT シャツと、映画観賞券3まいを注文した。5月から発送と聞いていたものが5日に我が家のポストにも届いた。 Tシャツの中のネコは…

今日もどこかで 馬は生まれる

金曜日に観てきた映画の紹介である。 競馬のスタート情景からこの映画は始まる。ファンファーレが聞こえ、客席からのウォーというどよめき、いよいよスタート。競馬に行ったことがない私でも、何かとてつもない大きなことが始まりそうな興奮が伝わってくる。…

イーディ、83歳 はじめての山登り

年末に「家族を想うとき」というフィクション映画を久しぶりに観た時に、知った映画だ。ケン・ローチの作品は、世界中で起きているだろう家族を取り囲む社会のことを客観的に映し出している心痛む映画だったが、今回の映画は、私にももう少し時間があるなと…

少女は夜明けに夢をみる

一昨日は、みなとみらい小ホールで知り合いの声楽の発表会を途中で抜け出し、この日で最終日だという映画をジャック&ベティで観てきた。すごい風、それも北風の強い日でランドマークの横に係留されている日本丸の旗もビュンビュン巻き上がり、動く歩道を胸…

台湾、街かどの人形劇

11日の土曜日にジャック&ベティでの初日だった映画を観てきた。この日は初日のサービスで、この人形を実際に動かして見せてくれる実演があるというので午前中新橋に用事があったので、お昼も食べずに横浜へ戻り映画館へ直行した。 台湾のこの人形劇は、「布…

ドキュメンタリー映画「タリナイ」

9日の「東京原発」の前の回の映画がこの「タリナイ」だった。 まだ30才という大川史織さんの初監督作品だ。 監督は、高校3年生の時にマーシャル群島へ行く機会があったそうだ。その時に女性たちがウクレレを弾きながら聞かせてくれた歌のことを日本の人…

「東京原発」シネマリン4周年記念上映

原発繋がりの話題です。 昨日は、横浜市内の名画座「シネマリン」の4周年記念日にあたり、オーナーが選んだ映画「東京原発」が上映されました。会員は、乾杯のドリンク付きでただ。(私は会員ではないので1000円払って観ました。) 先週まではこの日先約が…

今、ドキュメンタリー映画がおもしろい 6

台湾萬歳 9月に2本、10月に入って3本映画を観に行っている。伊勢佐木町界隈には、何と3つの名画座がある。どの映画館もドキュメンタリー映画をよく取り上げるのだから私にとっては危険この上ない。まあ、年齢が年齢なので、2本観る代金で3,4本観られるのだ…

今、ドキュメンタリー映画がおもしろい 5

昨日観た映画だ。今回は、いつもの Jack and Betty. 水曜日は、レディースデーなので、あまり行かないようにしているが、 今週1週間だけの上映だというので混んでいることは予想できたがいってみた。 予想通り、狭い館内はごった返していた。 このお二人のう…

今、ドキュメンタリー映画がおもしろい 4

人生フルーツ 実は、この映画4月の20日に観た映画だ。 それもこの日で終わるという金曜日の最終の時間帯。 シルバー世代が来ているものだと思っていた私は、 意外と若い世代の方がたくさん来ているので驚いたことを今でも思い出す。 私がいつも行く名画座で…

今、ドキュメンタリー映画がおもしろい 3

「コスタリカの奇跡ー積極的平和国家のつくり方」 ようやく雨のトンネルをくぐり抜けたかと思ったら、すごい猛暑。 風があればエアコンのお助けを必要としない私が、今回は虫刺されが引き金で 皮膚が化膿。仕方なく汗をかかないようにエアコンのお世話になっ…

今、ドキュメンタリーがおもしろい2

ミリキタニの猫 12日から、始まった平和映画祭の1本がこの「ミリキタニの猫」。 この映画は、2006年に作られた映画だが、観たことがなかった。 今回の上映は、特別編ということで以前に上映された「ミリキタニの猫」と 昨年作られた「ミリキタニの記憶」を合…

今、ドキュメンタリー映画がおもしろい

私は、テレビを見ないせいか、時々映像を観たくなる。 最寄りの駅から3駅電車に乗ると、「ジャック&ベティ」という名画座があるので 桜木町の封切館へは出かけず、もっぱら名画座へ通う。 といっても、ハリウッド映画のような宣伝費をかけない地味な映画は…

映画「ローマ法王になる日まで」

2013年第226代ローマ法王フランシスコの半生を描いた作品。 彼は、イエズス会の神父で アメリカ大陸から初めてローマ法王に選出されたことで 大きく報道されたことは記憶に新しいことではないだろうか。 近頃では現アメリカのトランプ大統領が、就任…

都市緑化フェアー横浜その3

ランチをしてから日本大通りを歩いてみました。 日本大通りというのは、海から横浜球場へ向かうまっすぐな広い通りです。 イチョウの街路樹もゆったり並び、歩道も広いので散歩をしたり 絵を描くのにもちょうどいい通りです。 今回は、イチョウの木が植わっ…

「日本と再生 光と風のギガワット作戦」

一昨日まで、「象は忘れない」(柳 広司著)を読んでいた。 福島の原発事故が地域共同体も人と人の関係も分断していく理不尽に 何ともやりきれない気持ちになっていた。 明日は、東日本大震災、そして原発事故が起きてから6年の節目の日。 各地でセレモニー…

「薬は誰のものか」(邦題)

この映画は、2013年にインドで製作されたドキュメンタリー映画。 こういう世の中を鋭く切り取った映画は、商業ベースに乗ることはないので 昨年の9月、版権、および翻訳、編集などの費用を生み出すために 翻訳制作プロジェクトが立ち上げられ、クラウドファ…

8月に観た映画3本

映画というのは、自分の日常が代わり映えしない時、しんどいことが続いた時など 私にとっては、手っ取り早く気分を切り替える特効薬のようなもの。 7月は、いろいろ悩みもあり、体の調子も悪く落ち込んでいたので 4本の映画を観た。 (一度行くと前後になっ…

ドキュメンタリー映画 「いしぶみ」

今日、上映最終日の映画を2本見てきた。 1本目は、「いしぶみ」。 是枝裕和監督が撮った朗読とインタビューで構成した映画だ。 綾瀬はるかがこの朗読を担当した。 なぜ、綾瀬はるかのような今をときめく女優さんが・・・と思ったら、 (私は、世間に疎いので…

マレーシア映画「世界を救った男たち」

昨日は、名画座でもう1本映画を観た。 25,26日二回だけの上映ということと、珍しいマレーシア映画ということ それに題名にも惹かれた。 この写真を見ていただくとわかる通り、家を人の力で担いで移動させるという 伝統がマレーシアにはあったそうだ。…

イタリア映画「緑はよみがえる」

私は、テレビを見ないので、時々映画を無性に観たくなる。 私の御用達の映画館は、名画座「ジャック&ベティ」。 ここのところご無沙汰だ。 名画座なのでほとんどは、都内のロードショー館から ひと月以上遅れてやってくる。 今日は、先日まで岩波ホールでや…