ランチをしてから日本大通りを歩いてみました。
日本大通りというのは、海から横浜球場へ向かうまっすぐな広い通りです。
イチョウの街路樹もゆったり並び、歩道も広いので散歩をしたり
絵を描くのにもちょうどいい通りです。
今回は、イチョウの木が植わっているところだけでなく、
歩道の車道側を太い縄状のものを使ってにわか花壇を作っています。
この下の写真を見てください。
この通りのアクセントになっていました。
イチョウの樹の下にはチューリップなど春の花もまだ頑張っていました。
いつのまにか赤いバラが咲いていました。
反対の歩道は、工事中のポールが立っていますが
この時間もたくさんのバラを植えていました。
連休に向けて見頃を過ぎた花を抜いて
バラを植える作業が急務なんでしょう。
大通りをそのまま歩いて道を横断すると横浜公園に入ります。
横浜公園は、今年に限らず毎年十数万本というチューリップで彩られます。
日なたは、もうすでに咲き終わり花が摘み取られていましたが、
木の下の日影の部分は、まだきれいに咲いていました。
「日本花通り」と名付けられ、各自治体からの出展の花壇があります。
鎌倉は、谷戸を入っていくとお寺や神社があります。
藤、馬酔木、姫ウツギそして紫陽花がたくさん植えられています。
右側が横須賀市の
「海とみどりに恵まれた開国のまち 横須賀」です。
きっと海と黒船をアピールしたかったのでしょう。
左側が鳥取県の「鳥取県は元気です! とっとり中部で待っとります!」
何でこんなタイトルがついているのかとはたと考えましたら、
鳥取は、昨年震災にあったことを忘れていたのです。
大きな樹の切り株が設置されていたのにはびっくりしました。
鳥取中部はこんなふうなところだよと教えてくれたのかもしれません。
右側が次回の開催地八王子の「みどりの丘の花絵巻」です。
八王子の方は、八王子城の石垣、高尾山や山の草木を配置しているようです。
ちょうどアオスジアゲハが蜜を求めてこの八王子の庭へやってきました。
「来年は、よろしくね!」と声をかけているのかもしれません。
大通りの海側の県庁の前あたりにも札幌市、仙台市、新潟市、静岡市など
18の自治体が出展しているそうです。
まだまだあるのですが、この辺りで終わりします。
この後、いつもの名画座へ行き、映画を二本観ました。
1本目は、「人類遺産」原題は「HOMO SAPIENS」。
世界中の70か所のかつて人間によって作られ、そこに人の姿があったであろう
廃墟をただ映像として切り取った映画。
教会らしきところ、遊園地だったところ、
日本では、軍艦島、福島だと思われる町など・・・が出てくる。
人間が一人も登場しないし、もちろん音楽やセリフもない。
聞こえるのは、風と風にあおられたドアや紙の音、
時たま入ってくる小鳥の羽ばたく音、海の波や吹雪の音のみ。
そこがいったいなんだったのか、何で廃墟になってしまったのか
ひたすら映像を観ながら自分の想像力を掻き立てる作業をずっと続ける映画であり
人それぞれが答えを見つけていく優れた映像だというのが私の感想。
眠い時に行くと眠くなる映画なので、しっかり眠って挑戦してほしい映画でもある。
東京も終わり、横浜も今週で終わり、これから地方で上映される予定。
二本目は、「午後8時の訪問者」
二本観る時は、大体1本はノンフィクション、もう1本は劇映画。
これは、ミステリー仕立てのフランス映画。
町の診療所で働くジェニーという女医が主人公。
ある日、診療所の近くで一人の少女の死体が発見される。
警察が診療所の玄関にある監視カメラの映像を解析していく中で、
前夜診療時間がすでに終わっている時にチャイムを鳴らした少女だったとわかる。
ジェニーは、自分が玄関のチャイムの音を聞きながら無視したことで
その少女は殺されてしまったと自責の念に駆られる。
何という名前の少女なのかそれだけでもと1人で探し始める。
探していくうちにまわりにいる人たちの
思いもかけない生活がどんどんあぶりだされてくる。
なぞがなぞを呼び、意外な展開へと発展していく。
あまり明るい気分になる映画ではないが、
人の心理を読み解く面白さを感じた映画。