スーパーや八百屋さんにはタケノコが出始めたので
奥多摩のタケノコも出てきたんじゃないかと26日に出かけました。
奥多摩の山は、特別美しい時でした。
杉の深い緑の間にヤマザクラの淡いピンク色と芽吹きの新緑が
パッチワークのように山を彩っていました。
ヤマザクラの花と一緒に出てくる臙脂色の葉、
ケヤキの赤味を帯びた新芽、グレーがかった薄緑など、
萌黄色とまとめてしまうにはもったいないほどの微妙な色に
ため息が出るようです。
日本の色の名前には緑を表わす色だけでも、
ものすごくたくさんあるので驚きます。
それだけ多様な植生が存在し、それを見る人の目や感性が
豊かで繊細だということではないかと思いました。
私には、備わっていないので色の名前が覚えられません。
左は、ニリンソウ、右は、イチリンソウ
花茎が一輪出ているのか二輪出ているのかよく見てください。
この二つの種類が同じ群落の中で共生しているのが
なんだか不思議な気がしました。
奥多摩の春はやっぱりだいぶ遅かったようで、
タケノコは、20cmくらいの小さいのが2本だけ。(写真なし)
ランチは、いつもの「SAKA」で。
前菜 ・キャベツとキクラゲの辛し和え
・ミニトマトとモッツアレラのカプレーゼ(行者ニンニクソースがけ)
・ウコンとはるみのシロップ炭酸割り
パスタ ・ナスのミートソース
・シイタケのポタージュスープ
・サラダ
・焼きたてパン2個
(シイタケ、キクラゲ、ウコン、キャベツ、サラダのレタス、行者ニンニク、
などは、障碍者施設多摩学園で育てているものを使っています。)
大食いの私でもこれだけ食べれば満腹です。
帰りに去年玉堂美術館近くの川原で摘んだセリとクレソンを思い出し
途中下車しました。
駐車料を倹約しようと少し下流の公営駐車場に車を停めたので
2キロほど歩くことになりましたが、
川原に沿った遊歩道は、黄色い山吹など
春の花がいっぱいで気持ち良い散歩ができました。
途中の大きな岩を手で登るスポーツ(ボルダリング?)をしている若者たちを
見かけました。
いつもこの辺の道路を大きなマットレスを背中にしょっている若者たちのなぞが解けました。
肝心のセリは採れましたが、クレソンの方は白い花がしっかり咲いてしまって
時期を逸したようです。(写真なし)
遊歩道伝いで見かけた花々。
左 姫ウツギ
卯の花とも呼びますが、今が旬の花です。
右 オ二グルミの 雄花
雌花は見えません。
左 アケビ
淡い小豆色のかわいい花。
大きくて色が濃いのが雌花、小さくて色が白っぽいのが雄花です。
右 ウワミズザクラ(漢字では上澄桜)
今回この花の名前を初めて知りました。
古代、この木の板で亀甲占いの溝を彫ったことが
この桜の名前の由来になっているのだそうです。
ウワズミザクラとかウスズミザクラ(淡墨桜)にも似ていて、
名前を覚えるのに苦労しそうです。
樹全体が白く見えるくらいたくさんの花を付けます。
おまけ
お土産の話
左の真ん中にあるのが、「SAKA」で買って来た大きなシイタケ。
こういうのは、ただ焼いてゆずとしょうゆをかけて食べるのが一番おいしい。
右のは、行者ニンニク。
この大きさになるには、8年くらいかかるとのこと。
花が4つも付いているので地植えにして増やしたいと思っています。
おまけのおまけ
はてなさんのお勧めもあったので、3年前のこの時期のブログを張り付けました。
3年前はまだ元気だったなあと懐かしく思い出しています。