山のご馳走

 

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 今日は、14日。

 5月に入ってもう2週間が経過しようとしている。

 ベランダから見えるケヤキの緑がすがすがしい。

 連休の夜、アオバズクが ホホーッ、ホホーッと鳴くのを聞いた。

 アオバズクは、木々の緑が茂り始めると鳴くんだなと納得したものだ。

 向こう側の大きなケヤキのうろに巣をつくったに違いないと思っていたのだが、

ホホーッ、ホホーッ と2回ずつコールする声が聞こえたのは、二日間だけ。

 それっきり聞こえてこないので、ちょっとがっかりしている。

 

 まわりの木々や草花や鳥たちと同じ場所同じ時を

いっしょに生きていると感じられることは、とてもありがたいことだ。

 

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 これは、今日の昼ご飯だ。

 前回奥多摩へ行った時には、タケノコが出ていなかったので、

再度今週の金曜日に出かけてきた。

 今年のタケノコは、不作のようで、この日も4本のみ。

 もらってきたタケノコと、山蕗を下処理してようやく料理にこぎつけた。

 

 今回は、米ぬかでゆでる方法でなく、大根おろしの汁を使ってみた。

 皮を剥き、適当な大きさに切ったタケノコをボールに入れ、

タケノコが十分浸かるくらいのダイコンおろしの汁と同量の水、

それに塩を一つまみ入れて1,2時間放置しておく。

 タケノコご飯なら、それを適当な大きさに切って使えばいいらしいが、

一応、鍋に移し替えて、10分くらい火を入れて冷ましたものを使った。

 生のまま食べてみた。

 まだ少しえぐみがあったが、ほぼこれで食べられる。

 

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 これは、タケノコの炒め物。

 ごま油を引いて焼き色をつけてから、酒、醤油、みりんを入れて絡めただけ。

 たいして手をくわえないが、美味しい。

 

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 これは、タケノコご飯。

 油揚げとタケノコだけのシンプルなご飯。

 実家の庭で山椒の葉を摘んできて添えた。

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 蕗は、今が盛りで何本でも取ってこれるが、筋を取るのが結構面倒。

 鍋の直径に合わせて蕗の長さを切って、沸騰した湯に漬けてゆでてから筋を取る。

 取った後、バットに水をはってしばらく浸けておいてから料理に取りかかる。

 

 今回は、定番のキャラブキ。

 適当な長さに切ってから、鍋に 酒、みりん、醤油と鰹節を入れ、

30分くらい煮て、最後にハチミツを加えて甘味を調節。

 ハチミツをおまけしずぎて、ちょっと甘めになってしまったが、 

冷蔵庫に入れておけば、しばらくの間食べられそうだ。