シジュウカラの子ども

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 今日のことである。

「ジュージュージュー、チュピチュピチュピチュピ」

と、植込みの中から声が聞こえる。

 すると、親鳥だろうか。

「ツピーツピーツピー」「ジュクジュクジュク」と声を上げる。

すると、また「ジュージュージューチュピチュピチュピ」’

「ぼくは、ここにいるよ。お母さん、どこにいるの。」

とでも言っているかのように鳴いている。

 上で鳴いているのは、どうも聞きなれた声のシジュウカラなので、

子どもかなと思って覗いてみたら、すぐに扉の方へ移ってじっとしている。

 まだあんまり飛べないみたいだ。

 胸の黒いネクタイがまだ灰色、もうだいぶ親の姿形になってきているが

嘴のまわりが黄色い。

 「くちばしが黄色いくせに生意気な」とよく言うが、

本当に黄色いんだなと感心してまじまじと見てしまった。

 つぶらな目がやっぱりかわいい。

 

 ちょうどカメラを持っていたので、「しばらくじっとしていてね。」

と心で願いながら急いでシャッターを切ったのがこの写真。

 木の葉が茂ってきて、この頃では写真が撮れない。

 久々の鳥の写真だ。

 用事が済んで帰りにここを通ったらもうこの子はいなかった。

 無事、お母さんが誘導しておうちに帰ったのだろう。

 

 私は、また1月の「突発性頭位めまい症」が始まり、

ブルーな日々。

 医者は、この年寄りを捕まえて、

「運動不足だから、ランニングをするように」と言う。

 歩くのは苦にならないが、走るのは大嫌いなのにだ。

 仕方がないので、夕飯が済むと、団地の外周を

走っては歩き、走っては歩きを繰り返しながら一周廻っている。

 前回は、回復までに2週間もかかったが今回はどうなるのか

ずっとランニングのまねごとをしなくてはならないかと思うと

先が思いやられる。