先週久しぶりに奥多摩へ出かけました。
お昼ご飯を食べに行った道の脇に白いそばの花が咲いていました。
まだ実はできていませんが、おそばの花を見ると秋を感じます。
マツカゼソウ。
私も その姿は、松を渡る風のようだと思います。
かわいい白い花をつけました。
こちらは、葉っぱが似たハギ。
山に自生してるハギは、花の色が濃くて勢いがあります。
この小さい花は、ゲンノショウコ。
1cmくらいの華奢な花ですが、胃腸の生薬として有名です
カシワバハグマです。
以前御岳山にレンゲショウマを見に行った時にも
この花に出逢いました。
花の頭のところが 仏具の払子に使われるヤクの尾に似ているところから
つけられた名前だそうです。
この鮮やかな花は、口を大きく開いて、近寄ってくる昆虫に向かって
「ちょっと乗っていきなさいよ。」
と でも言っているようです。
長雨の後ですから、こんなキノコも生えていました。
赤いキノコは、メルヘンチックでかわいいです。
右の薄茶色の方は、頭がうろこのような形状。
どちらも名前は、わかりません。
最後に山で見つけたものは、足跡です。
爪の後が残っているのは、ちょっと小さ目ですが、熊でしょうか。
そのほかにイノシシか、シカらしき足跡もありました。
ここは、夜のけものみち。
昼間でもこの山道を歩くのは なんだか怖い気がします。
夜中から明け方近く、盛んにシカが鳴いていました。
シカの声はオスがメスを呼ぶ声だといいますが、ほんとうに悲しげに聞こえます。
ヒュー、とも違うし、ピューとも違うし、擬声語で表現するのが難しい鳴き声です。
「おく山にもみじ踏み分けなく鹿の 声聞くときぞ秋は悲しき」
もみじは、まだ色づいていませんが、奥多摩の秋は深まっていきます。