今日は、午後になって雲が出てきましたが、
図書館に借りた本を返しに行くので、弘明寺へ出ました。
せっかく坂を下りてきたのだから大岡川へ寄りました。
まず、おいでになったのは「アオサギさん」です。
14日の日にもいらっしゃいましたが、じっと何かを考えている風で
いつも哲学者のようだと思います。
今日は、寒かったようで立派なコートに首をすくめていました。
この前のポイントに行くと、またカワセミのめすがいました。
今日は、ほかに見物人がいません。
カワセミは、体に比してくちばしが大きいと思いますが、
こうして見ると、目もかなり大きくて、何やら表情が読み取れます。
「いつまで見ているんだよ。落ち着いて魚を穫れないだろう。」
と 言っているような気がしました。
私が写真を撮っていると、後ろから声がかかりました。
ずっと下流の方から観察してきた男性らしく、
ちゃんと見た場所や鳥の名前や数を記録している用紙を持っていらっしゃいました。
私のような俄かバードウォッチャーではありません。
「広岡橋のところで珍しくオオバンがいたよ。」
「井土ヶ谷橋の向こうにカンムリカイツブリも見たよ。ほとんど眠ってたけど。」
私は、バンもカイツブリもまだ見たことがないので、
(見たい)と思いました。
その前に、この前見た黒いカモのことを教えてもらおうと思いました。
これがその時の写真で、電池切れでほかに写真が撮れなくて
うちでも判断できなかった鳥です。
「体が黒いカモがこの前この辺りにいたんですけれど、クロガモですかね。
カモよりちょっと小さ目で、くちばしが白いような黄色いような感じでしたが。」
と、聞くと
「オオバンじゃない。」
と答えてくれました。
次の橋を目指して歩いていくと
キンクロハジロのメスとオス(エクリプスのようですが)が泳いでいました。
メスは、本当にわかりずらいです。
ホシハジロも今日は、たくさん来ていました。
やっぱり寒いのでしょうか。
首を’縮めてじっとしています。
いっしょに来ているメスたちは、すいすいと泳ぎ回っていました。
何せ、メスは同じように茶色の羽に包まれているのですから
これが、ホシハジロのメスだと特定するまで、ずいぶん時間がかかりました。
ホシハジロは、冠羽がないくらいしか 私には判断の手立てがないのですから。
広岡橋を過ぎると例の黒い鳥がいました。
「オオバン」は、この前と同じように4羽来ていました。
これが、「オオバン」です。
こうやってゆっくり見ると、目が赤い、くちばしと額のところは白い
という特徴がつかめます。
カモと違って、くちばしの先がとがっています。
こういうのは、クイナ科の鳥だそうです。
「バン」も見たことがないのですが、
これより小さくてくちばしが赤いのだそうです。
川をどんどん下っていくと、やっとお目当ての鳥に出会いました。
「カンムリカイツブリ」だと教えてもらっていたので、
たぶんそうだと思いましたが、
この鳥も、首をすくめているので全容がわかりません。
流れに身を任せているようでいて、足は常に動いています。
まるでたらい舟に乗っているように
その辺をくるくると回っているように見えました。
カンムリ部分がなんだか耳のように見えて愛らしいです。
黒い羽が見えますが、そこが頭の冠にあたるところで、
目がちらっと赤く見えます。
図鑑やネットの写真で見ると、首は白いのは冬羽だそうです。
顔をあげてカンムリや首の両側についている羽を見せてもらいたかったです。
こんな鳥がいるのかと思うほど、すごくスタイリッシュな鳥です。
まるでライオンのたてがみのような羽なんですよ。
今日のスターは、「カンムリカイツブリ」。
全容を見せてくれないあたり、役者です。
次回の楽しみに取っておきましょう。
ドキドキ ワクワクしていると、どんどん歩いてしまいます。
今日は、12,000歩歩いていました。