富津にいる友だちを訪ねました。
うちから房総半島の方へ行く方法は、2つあります。
一つは、横浜駅まで出て、そこから木更津行きのバスに乗り、うみほたるで有名なアクアラインを通り木更津まで行ってから、JR内房線に乗って行く方法です。
もう一つは、京急の久里浜まで電車に乗り、フェリー乗り場までバス、そしてフェリーに乗り、浜金谷からJR内房線で行く方法です。
どちらも内房線の本数が一時間に一本なので、時間のロスが出て、どちらともいえないのですが、ロスが少ないのは、アクアライン経由のバスです。
今日は、天気も穏やかでしたので、フェリーで行くことにしました。
「かなや丸」です。
今日は、お盆休みですので、駐車場にはスタンバイしている車がたくさん列を作って並んでいます。
森田健作千葉県知事の肝いりで、アクアラインの通行料が800円になり、燃油費用の高騰も併せ、フェリーの利用者がめっきり減ったと聞いています。
経営はたいへんな状況のようです。
今日みたいにたくさんの車が並んでいると、私もほっとします。
因みに車なしの乗客は、一人700円で、アクアラインのバス1500円に比べて半額です。
いよいよ、乗り込みが終わり、久里浜港を出港です。
港でユーターンして一路金谷港へ。
快調に白いしぶきを上げながら船が進んで行きます。船の後を追ってカモメがついてきます。日陰側の甲板にいると、冷房の効いた船室にいるより、風が気持ちいいのです。
向こうに見えるのは、火力発電所で久里浜のシンボルのように房総半島からも目印になります。
このフェリー、35分から40分で到着します。二つの船を使っているので、同じ時刻に出港して、ちょうど真ん中辺りでケーブルカーのようにすれ違います。「しらはま丸」です。
すれ違った後、大きな液化天然ガスのタンカーのような船がパイロット船2隻に先導されて入ってきました。
ちょうどその時、フェリーのアナウンスがあり、長さ288m、総トン数12万トンの船で、ロシアから川崎へ入港予定だそうです。
豪華客船の大きなものとほぼ同じくらいですが、海の上だととても小さく見えました。
その船です。
液化天然ガスの7割は火力発電に使われ、3割が家庭用のガスに回されるのだとか、アナウンスでわかりました。
それにしても、フェリーが通過している東京湾の入り口は、狭くなっているところなので、ほかの船は湾の奥へ進むか、湾の外へ出る方向へ運行されているところを、このフェリーは、そこを横切るわけで、ちょっと怖いようです。
あっという間に、房総半島側の金谷港に到着です。
今日は、もやがかかっていて、くっきりと半島の姿が見えませんでしたが、こんな近くでもボッーとしています。
(続く)