昨日は、午前中の用事を済ませ、田町まで出る日だった。
いつもは昼食の弁当を持っていくのだが、忙しくて作れなかったので前から一度食べて
みたいと思っていた駅そばを食べていくことにした。
いつもだと横浜から東海道線に乗って品川まで行くのが普通だが、昨日は東神奈川で下
車するために京浜東北線に乗った。
駅そばは、3,4番線階段下にある「日栄軒」。
どの駅にも駅そばがあるわけではないので、お店の前に行ってはメニューを見ていた時
に、このお店に「穴子天ぷらそば」というのがあるのを見つけていた。
入口の券売機で630円のチケットを買って、店の外の列に並んだ。店は5人入ればい
っぱいだが、立ち食いなので数分待っていたらすぐに入れた。
これが「穴子天ぷらそば」だ。そばか、うどんかは、カウンターにチケットを置くとき
に口頭で注文する。穴子だけかと思ったら、わかめもネギもたっぷりのせてくれてい
る。濃いめの醤油味の汁は、少々濃すぎる気がするが、何よりも感激したのは、穴子天
の上にゆずの細切りが二切れのっていたことだ。(見えるかな)
効率が求められる駅そばにそんな気配りがあったのかとちょっといい気持ちで、一緒に
仕事をしていた人たちに写真を見せていたら、「若い人みたいなことやっているん
だ。」と言われてしまった。元々ミーハーなところがあるので、仕方がないのですが。
(江戸時代には、この辺りの生麦魚河岸にあがった魚が献上されていたと聞いたことが
あったので、生麦の穴子を食べてみたいと常々思っていたので、この駅そばに憧れがあ
ったのです。本当は、生麦魚河岸にあがった穴子ではないかもしれませんが。)