8日の日、パルシステム(生協)の料理教室がありました。
料理教室は、申し込んでもいつも抽選になるので
きっとダメなんじゃないかと思っていたところ、なんと幸運なことに参加できることに
なりました。
今回の料理教室は、商品を通してつながりのある北海道の野付漁業協同組合の女性た
ちがわざわざ神奈川県までやって来て教えてくれるというスペシャルなイベントでし
た。
野付は1970年代の農地開発のため森林伐採により、魚介が獲れなくなったことが
ありました。地元の森林組合の協力を得て女性部が中心となり植樹活動を開始。パルシ
ステム(生協)も取り組みに賛同し、毎年600本の植樹活動を行い、2018年には
1万本を越えたそうです。
商品代金の一部を植林活動に役立て、2001年から毎年希望者を募って神奈川県か
ら植樹活動へ参加、料理教室も毎年開催されているのです。
野付は漁場に恵まれていて、ホタテ、秋鮭が主な漁獲物で、そのほかシマエビ、ホッ
キガイやアサリも獲れます。
献立は、
ホタテフライ、鮭のちゃんちゃん焼き、スモークサーモンとコーン、枝豆、水菜のサラ
ダ、ホタテの刺身、ゆでたシマエビ、塩鮭とイクラのっけご飯、鮭汁、ホタテごはんと
とっても豪華な献立でした。これだけ食べられる自分の胃腸も大したものです。
一時間ちょっとでみんな作ることができないので、私たちがやったのは、ホタテを殻
から外す実習と鮭のちゃんちゃん焼きのセットとフライのパン粉付け、それにサラダの
アレンジだけです。
鮭のちゃんちゃん焼きの作り方
アルミホイルにバターを塗り、その上に鮭、玉ねぎ、にんじん、ピーマン、しめじ、
をのせ、最後にバターをのせてホイルをしっかり合わせてホットプレートにのせ
20分ほど蒸らします。
自分の分を作ったのは、これだけなのでこれはまた自分でも作れると思います。
ホタテの殻剥きは、カキのよりはずっと簡単ですが、近辺の買い物ではなかなか手
に入りません。2年前に霧多布へ行ったときにシマエビのことを知りましたが、漁獲量
が少ないので、食べられそうもないなと思っていたので、今回初めて食べられてとても
嬉しかったです。味は、生ではないのでわからないところがありますが、濃いなと思い
ました。
ホタテを刺身で食べる時は、横に切らず、ケーキをカットするように縦に切ることが
大事だと教わりました。
気仙沼でも30年以上前に、「森は海の恋人」というスローガンを立てて、湾に注ぐ
川の上流にある山に木を植える運動を始めたと聞いていますから、日本中でそんな問題
が起きていたのだと改めて感じ取ることができました。