鎌倉円覚寺
12月の初旬の散策に向けて、紅葉スポットの下見に行ってきました。
北鎌倉で下車。
鎌倉は、紅葉の名所ですが、
温暖な気候ですので、どうしても紅葉の時期はおそくなります。
ところが、今年は割合早かったようで、駅の改札真ん前の円覚寺の門前のもみじは
もうかなり赤くなっていました。
今回は、例年割合早く紅葉する源氏山へ行こうと、
浄智寺の横の道から山道へ入ってみました。
11月は、サザンカやツワブキが花のない季節を彩ってくれていますが、
山道の傍らで白いサラシナショウマが咲いているのを見つけました。
本格的な冬になる前の白い金平糖のような花の輝きに見惚れました。
開けたところからは、周りの山々が見渡せます。
赤や黄色に色づき始めた木々が見えますが、紅葉にはもう少し時間が必要です。
かなり南へ来ました。
手前は、材木座や由比ガ浜の海、その向こうには逗子も見えています。
山の上から海が見えると、私は、いつもとっても嬉しくなってくるので
鎌倉の山歩きは、楽しみがあって好きです。
源氏山公園に到着。
まず、黄色いもみじ。
指先を赤く染めたもみじ。
赤いもみじ。
そして、いろいろもみじ。
イチョウも負けてません。
源氏山は、もう紅葉狩りOK、ということにして、
長谷の方へ山を下りました。
鎌倉へ来た日本人の観光客は、神社仏閣を見て
小町通りで買い物をするというのが一般的なパターンですが、
長谷の大仏を見てからわざわざ山を登ってくる外国の人が多いのでびっくりしました。
楽しみ方のちがいでしょうか。
化粧直しが終わった高徳院の大仏は、またの機会にして。
いつもここに咲くサザンカが、
今年も見事なピンクのバラのような花をつけています。
高徳院の庭もだいぶ色づき始めました。
いつも、ここを通ると、大仏のお姿を一目でもと思うのですが、
なかなか見えないものなんです。
ハイキングコースからも後姿が微かに見えるというのですが、
まだ見たことがありません。
今回は、庭の木々のすきまから、大仏の頭の螺髪(らほつ)を
見つけることができました。
お分かりいただけましたか?
大きいはずの大仏が、拝観料を払わないと見えないように
うまく配置しているものだと感心しながら、
長谷の大谷戸の信号へと向かいました。
(つづく)